政府は来年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化する方針を決めた。しかし、共同通信社の世論調査によると、この方針に反対する声は高齢者の間で最も多い。60代以上の高年層は延期や撤回を求める人が計78.4％に上り、デジタル機器に不慣れな人が多いことが影響しているとみられる。一方、30代以下の若年層は反対する人が計60.5％で最も低く、デジタル化に対する受け入れ度が高いことがうかがえる。支持政党別では、立憲民主党や共産党の支持層が一本化撤回を強く求めており、与党でも自民党や公明党の支持層は延期を望んでいる。政府はマイナンバーカードの利便性や安全性を丁寧に説明し、国民の理解と信頼を得る必要がある。
マイナンバーカードへの一本化に反対する高齢者の声が多い
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