「3泊5日・67万円」で大炎上！ 港区立中学校「シンガポール修学旅行」 関係者が明かした「費用の内訳と保護者への気配り」（デイリー新潮） - Yahoo!ニュース
港区は、来年度から全区立中学校の3年生を対象に、シンガポールへの海外修学旅行を実施すると発表しました。これに対して、SNS上では「国際人の育成につながる」という賛成派と「費用が高すぎる」という反対派が激しく対立しています。
港区は、国際都市としてのイメージを高めるために、国際教育に力を入れてきました。区内には約80か国の大使館があり、外国人も多く住んでいます。小学校では「国際科」の授業が導入されており、英語や異文化理解を重視しています。今回の海外修学旅行も、子供たちに現地の学校や文化に触れさせることで、国際感覚を養うことを目的としています。
しかし、この海外修学旅行には多額の費用がかかります。事業費は約5億1200万円で、生徒1人あたり約67万円です。各家庭の負担額は7万円程度で、残りは区が負担します。港区は「予算は上限額であり、削減する可能性もある」と説明していますが、それでも一般的な修学旅行よりも高額です。
この費用に対して、反対派からは「税金の無駄遣いだ」「格差が広がる」「安くても同じ効果が得られる」といった批判が出ています。一方、賛成派からは「貴重な経験だ」「英語力やコミュニケーション力が向上する」「将来に役立つ」といった意見が出ています。
また、この海外修学旅行には、港区に住む“ハイソ”な保護者たちの意向も影響しているという見方もあります。港区には多くの富裕層や外国人が住んでおり、子供たちにも高い教育水準や国際性を求めています。海外修学旅行は、そのような保護者たちのニーズに応えるものとも言えます。
港区の海外修学旅行は、国際人の育成という観点からは評価できますが、費用や公平性という観点からは問題視されます。港区は、この計画を実現するために、区民や教育関係者と十分な議論を行い、合理的な予算やカリキュラムを策定する必要があるでしょう。
