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港区の海外修学旅行に賛否両論…税金の使い方は公平か?

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【賛否】港区立中学が“シンガポール”修学旅行 税負担が1人約50万円「みんなが平等になれるのか?」「直接経験するというのは大切」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

港区は、国際教育に力を入れる一環として、来年度から区立中学校3年生の修学旅行先をシンガポールにすると発表しました。これにより、各家庭に求める負担は約7万円以内に収められますが、それを超える部分は区が負担することになります。この決定に対して、港区の住民や保護者、教育評論家から様々な意見が寄せられています。

一方で、海外修学旅行は子供たちにとって貴重な経験だと考える人も多くいます。港区在住の男性は、「昔の神社仏閣とかいろんな歴史を学ぶっていう意味もあるので、(海外旅行は)それはそれで楽しいと思うんですけど、歴史とかそういうことを考えると、まずは国内から。中学生ぐらいだったらいいのかなと思います」と話しています。娘が公立小学校1年生の母親(30代)は、「いま(娘が)公立の小学校の1年生で、中学受験をするかまさに考えていたので、選択肢として。区立の中学もこれから語学教育に力を入れていくみたいだし、(区立進学の)可能性がかなり強くなったと思う」と話しています。

また、子供たちに使われる税金は問題ないという人もいます。3歳の息子の母親は、「子供たちに使ってくれるのはいいかな。親としてはありがたいし、支払っている方としても子供たちに使われるのならいいと思います」と話しています。6港区在住の女性も、「区立中学に進まれる方は、以前に比べて少なくなっているようなことは耳にするので。そういった点でも税金の使い方としてはいいのかなと思う」と話しています。

しかし、私立中学に通わせている保護者からは不満の声も聞かれます。息子が私立中学1年生の父親(60代)は、「それは同様に私立の学校に行っている子供に対しても、同じような支給があれば納得できるって話ですね。親の収入に従って、子供の修学旅行の公費負担を『段階的に変える』というのがあれば、それは別に公平さを保つことになるから、これは賛成だと思います」と話しています。

教育評論家の石川幸夫氏は、「異文化にふれ合うことは、非常に意味のあること。一方で、自治体の違いで修学旅行先に差が出てしまうことは、地域間格差や子供が家庭に対し劣等感をいだく恐れもある」と話しています。

港区の海外修学旅行は、子供たちの視野を広げるとともに、税金の使い方や公平性の問題を浮き彫りにしています。今後、他の自治体でも海外修学旅行を導入する動きが出てくるかもしれませんが、その際には、様々な観点から検討する必要があるでしょう。