「格差社会すぎる」東京・港区の区立中がシンガポール修学旅行、生徒1人に「68万円」補助で絶句（SmartFLASH） - Yahoo!ニュース
東京・港区は、2024年度から全区立中学校で海外への修学旅行を実施すると発表しました。対象は3年生の約760人で、行き先はシンガポールです。事業費は約5億1300万円で、1人当たり約68万円を区が負担します。これは都内で初めての試みです。
海外修学旅行の目的は、国際人育成や区立中学校の魅力向上などです。港区は英語教育に力を入れており、小学校でも国際科を取り入れています。シンガポールは日本に近い英語圏の国で、治安もよいということで選ばれました。
しかし、この発表には賛否両論があります。SNSには、未来を担う子供が他国や日本の良いところも悪いところも体感できるという声や、港区の公立中学生が税金でシンガポールに行けるという格差社会ぶりに驚く声などが寄せられました。港区議のさいき陽平氏も、Xにこの件について投稿し、保護者の経済的負担や区立だけの不公平さなどについて意見を求めました。
港区の中学校といえば、2022年に完成した区立赤坂中学校の新校舎は、事業費110億円超で、屋内プールやマンチェスター・ユナイテッドと同じ芝のグランドなどが話題になりました。1人あたり68万円の補助といい、港区の財政力や住民の平均年収は都内トップです。
