なぜ硫黄島で日本兵1万人がいまだ行方不明なのか…多くの人が知らない「その決定的な理由」（現代ビジネス） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、この夏に刊行された戦争の記録に関するノンフィクション作品の著者である神立尚紀さんと酒井聡平さんの対談をご紹介したいと思います。
神立さんは『カミカゼの幽霊 人間爆弾をつくった父』という本を書かれました。この本は、人間爆弾「桜花」の発案者とされる大田正一という人物の正体を追ったものです。大田は公的には敗戦直後に自死したことになっていますが、実は戦後も生きていたことが判明しました。神立さんは、遺族の証言や資料をもとに、大田がどんな人物だったのか、どうして「桜花」を発案したのか、そして戦後どう生きたのかを明らかにしました。
酒井さんは『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』という本を書かれました。この本は、遺骨収集団の一員として硫黄島に上陸した現役新聞記者が、日本兵1万人がいまだ行方不明の謎に迫ったものです。酒井さんは、機密文書や証言をもとに、硫黄島で何が起こったのか、なぜ遺骨収集が進まないのか、そして硫黄島が核貯蔵基地だった可能性があることなどを解説しました。
対談では、お二人がそれぞれ自分の本で一番解明したかったことや最後まで分からなかったことについて語り合っています。また、戦争の記憶が風化し、「新しい戦前」という言葉が生まれる状況の中で、なぜ戦争を記録し続ける必要があるのかについても語っています。
お二人は共通して、「戦争は人間が作り出すものであり、その責任や結果を受け止める必要がある」という考えを持っています。そして、「戦争は決して美化されるべきではなく、その悲惨さや愚かさを伝えることで、平和や人権への意識を高めることができる」という信念を持っています。
私は、お二人の本や対談を読んで、戦争に関する知識や感情が深まりました。戦争は歴史ではなく現実であり、私たち一人一人に関係することだと思いました。そして、戦争の記録を語り継ぐことは、私たち自身や次世代にとって重要なことだと感じました。
この記事やお二人の本に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。戦争の記録を語り継ぐことで、私たちは何を学び、何を伝えることができるのか、考えてみましょう。
