【MLB】エンゼルスが電撃解体 ジオリト、ムーア、レンフローら主力5選手を放出へ、米報道（Full-Count） - Yahoo!ニュース
MLBのエンゼルスは、今季プレーオフ進出の望みがほぼ消えたことを受けて、主力選手5人をウェーバー公示にかけることを決めました。このニュースは、米スポーツ局ESPNのジェフ・パッサン記者が29日（日本時間30日）に報じました。
ウェーバー公示にかけられた選手は、以下の通りです。
- ルーカス・ジオリト投手：通算60勝を挙げた右腕で、今季は9勝10敗、防御率4.15を記録しています。
- マット・ムーア投手：元ソフトバンクの左腕で、今季は救援として防御率2.30をマークしています。
- レイナルド・ロペス投手：今季55登板で防御率3.12を記録した右腕で、先発とリリーフの両方で起用されています。
- ハンター・レンフロー外野手：通算175本塁打のパワーヒッターで、今季は打率.253、19本塁打、64打点を挙げています。
- ランダル・グリチック外野手：通算186本塁打のパワーヒッターで、今季は打率.246、22本塁打、61打点を記録しています。
これらの選手はすべて今オフにFAとなる予定で、エンゼルスは来季に向けてチーム総年俸を削減する狙いがあると見られます。パッサン記者によると、「8月のトレード期限を過ぎているため、取引が成立した場合でも、年俸削減しか得るものはない。今シーズンの残りの年俸を払うだけで、（公示された）選手を獲得できる」と報じています。
エンゼルスは8月1日（同2日）の移籍期限前にジオリトやグリチックなどを獲得してプレーオフに挑戦しようとしましたが、結果的に失敗に終わりました。29日（同30日）の試合前まで63勝69敗でワイルドカード進出圏内からも11.5ゲーム差をつけられていました。
エンゼルスの大量放出は、大谷翔平投手にも影響を与える可能性があります。大谷は今季MVP級の活躍を見せていますが、チームは低迷しています。来季以降もエンゼルスでプレーするかどうかは不透明です。エンゼルスは若手育成に舵を切ったようですが、大谷との関係や契約交渉にどう影響するか注目されます。
