こんにちは、今日はロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が乗った専用機が墜落し、死亡した事件についてお話ししたいと思います。この事件は世界中で大きな注目を集めていますが、実は事故ではなく暗殺だった可能性が高いということをご存知でしょうか？
プリゴジン氏はロシア政府と密接な関係にあり、シリアやウクライナ、リビアなどで傭兵部隊を率いて活動していました。彼はプーチン大統領の友人や「クレムリンのシェフ」と呼ばれることもありましたが、最近ではロシア軍内部で反乱を起こし、プーチン大統領やショイグ国防相と対立していました。彼は自らの影響力を拡大するために、ロシア軍や連邦保安局（ＦＳＢ）と競合するような行動を取っていたのです。
そんな彼が今月２３日にベラルーシからロシアへ向かっていた専用機で死亡しました。当初は悪天候や機械的な欠陥が原因だと考えられていましたが、米国当局は別の見方をしています。彼らは機内に設置された爆弾が爆発したという説を支持しています。この説は飛行データや残骸の状況からも裏付けられています。飛行データによると、専用機は墜落する数分前に高度が突然落ちました。残骸の映像によると、専用機は空中で破壊され、広い範囲に散らばっていました。これらは爆発やそれによる航空機の突然の破損が事故の原因になったことを示唆しています。
では、誰がプリゴジン氏を暗殺したのでしょうか？米英情報・軍事専門家らはプーチン大統領やショイグ国防相が関与した可能性を指摘しています。プリゴジン氏は彼らと対立していたことはもちろん、ロシア軍内部の不服従や分裂を引き起こす危険な存在でした。プーチン大統領はプリゴジン氏に身辺の保障を約束し、彼を活用する考えもあったかもしれませんが、ショイグ国防相は自らの判断で報復をした可能性もあります。いずれにせよ、プリゴジン氏の死亡で最終的に勝者になるのはプーチン大統領だという見方が優勢です。この事件でプーチン大統領の権威が回復し、ロシア軍内部の統制が強化されるでしょう。
