ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の反乱を巡り、創設者のプリゴジン氏と交渉した内容の一部を明らかにしました。
ルカシェンコ氏はプリゴジン氏に「(反乱の)途中で虫のようにつぶされるぞ」と警告し、進軍の中止を促しました。
プリゴジン氏は当初、ロシアのショイグ国防相または露軍のゲラシモフ参謀総長の解任、そしてプーチン氏との面会を要求しましたが、最終的には、ルカシェンコ氏がプリゴジン氏とワグネル戦闘員の身の安全を保障する確約を得て、説得に成功しました。
この交渉内容を明かした背景には、合意に貢献したという自身の役割を幅広くアピールする狙いがある模様です。
また、プリゴジン氏はベラルーシに到着し、ベラルーシに移動したワグネル戦闘員については、かつての軍事基地を活動拠点として提供するということです。