こんにちは。今回は、話題沸騰中の映画『バービー』と原爆を絡めたファンアートに対して、日本の人気ロックバンドONE OK ROCKのボーカル・TakaさんがSNSで怒りを表明した件についてお伝えします。
まず、この騒動の発端となったのは、アメリカで7月21日に同時公開された2本の映画です。一つは、世界中で愛されている人形・バービーを実写化したコメディ映画『バービー』。もう一つは、第二次世界大戦中に原子爆弾を開発した物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画『オッペンハイマー』です。
この2本の映画を続けて観ることを「バーベンハイマー」と呼び、アメリカではインターネット上で流行しました。そして、一部のファンは、バービーと原爆を組み合わせた画像やコラージュを作ってSNSに投稿しました。例えば、バービーの髪型をキノコ雲に見立てた画像や、炎の中でオッペンハイマーがバービーを抱えている画像などです。
これらのファンアートに対して、映画『バービー』のアメリカ公式アカウントは好意的なコメントや絵文字を返しました。しかし、これが日本では大きな反発を呼びました。なぜなら、原爆は日本に対して実際に使用された兵器であり、多くの犠牲者や被爆者を出した歴史的事実だからです。原爆を軽視したり、笑いものにしたりすることは、日本人にとって非常に不快で不適切な行為だと感じられるからです。
この問題に対して、ONE OK ROCKのTakaさんは8月2日までに、自身のSNSで強い怒りを示しました。Takaさんは、「おいマジで舐めんなよって気分になる」というコメントとともに、問題の画像を投稿しました。また、「頭が悪いのか歴史をしらないのか、、、、ただ日本人としてマジで気分悪い」というストーリーも投稿しました。
Takaさんは日本だけでなく海外でも活躍するロックスターであり、ONE OK ROCKは世界的な人気を誇るバンドです。そのTakaさんがこのように発言したことは、多くの影響力を持つと言えます。Takaさんの投稿に対しては、「言ってくれてありがとう」「日本人として声を上げてくれたこと誇りに思います」などと称賛する声が相次ぎました。
一方で、映画『バービー』の配給会社であるワーナー・ブラザースは8月1日に公式声明で謝罪しました。また、映画『バービー』の日本公式アカウントも、「配慮に欠けた反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます」とコメントしました。しかし、これらの対応は遅すぎたという批判もあります。また、署名活動や不買運動などの抗議の声も上がっています。
映画『バービー』は日本では8月11日に公開予定ですが、この騒動の影響でどのような反応が出るか注目されます。また、原爆に関する歴史的事実や被爆者の思いを正しく伝えることの重要性も改めて考えさせられる出来事だと言えるでしょう。
以上、映画『バービー』と原爆を絡めたファンアートに対して、ONE OK ROCKのTakaさんが激怒した件についてお伝えしました。
