自民党女性局の所属議員らが、7月末に海外研修のためフランスへ出発したことが、SNSで大きな話題となっています。しかし、その話題は、研修の内容や成果についてではなく、議員たちの観光やバカンスの様子に対する批判や非難に集中しています。
フランス研修に参加したのは、自民党女性局長の松川るい参院議員をはじめとする38人の女性議員。彼女たちは、フランスの少子化対策や子育て支援などに関する視察や意見交換を行ったと主張しています。しかし、その一方で、エッフェル塔やルーブル美術館などの観光名所でポーズを取ったり、シャンパンを飲んだりと、まるで旅行を楽しんでいるかのような写真や動画をSNSに投稿したりしています。
これに対して、国民からは激しい怒りの声が上がっています。特に、コロナ禍で苦しむ国民に寄り添う姿勢が見られないことや、税金を使って贅沢な旅行をしていることが問題視されています。また、増税や負担増を予定する政府の方針と矛盾することや、災害地への支援や復興への関心が薄いことも指摘されています。
SNSのトレンド上位には、「自民党女性局」「今井絵理子」「フランス」など、関連ワードが次々とランクインしました。国民からは、「庶民の生活がどんなに苦しくても、まるでそんなものないような幸せそうな顔してるな」「この人数でフランス行ったの？？馬鹿げてない？」「財源がない（政府の言い分）のに夏休みのハイシーズンにおフランス研修に大所帯で行くお金があるってどう言うこと？？増税！！増税！！って言う前に削れるとこあるじゃーーん！！！」「国民が不景気・コロナ・物価高の三重苦で苦しむ中お気楽にフランスに団体旅行とはふざけてる」「38人もフランス行ってなにすんの？この旅費全部税金だろ。マジで税金払いたくない。こんな奴らじゃなくて子供のために使いたい」「国民が必死で働く中、自民党は増税を予定し、自民党議員たちはフランス旅行に血税でバカンス。怒ろうぜ。マジで」「普通の感覚を持っていたら災害地へ行くよな！国民を舐め切るのもいい加減にしろよ！」などという厳しいコメントが相次ぎました。
一方、フランス研修に参加した今井絵理子参院議員は、自身のツイッターで、研修の意図や意義を説明しようとしました。彼女は、「外交も人間関係の構築から始まります。だからこそ私は度々、他国の人々と交流のためにその地を訪れます」と述べ、海外研修の必要性を強調しました。また、自身に対する過激な批判や暴言にも触れ、「私は残念ながら何を言われても、死ぬことはありませんが、世の中にはその言葉に悩み、苦しみ、思い詰める人もいます。SNSの発信には気をつけなければいけないですね。さらに言えば、このような言葉を発する方々のことも心配しています」と反論しました。
しかし、今井議員の説明や反論は、国民の怒りを鎮めるどころか、さらに火に油を注ぐ結果となりました。国民からは、「外交も人間関係の構築から始まるって言ってるけど、それは観光じゃなくて仕事でしょ？」「SNSの発信に気をつけなきゃいけないって言ってるけど、自分たちが先にSNSで自慢げに写真や動画を上げたんじゃん」「自分たちが税金で旅行してることに対して何も反省してないし、国民の声を聞く気もない」「死ぬことはないって言ってるけど、それは自分たちが特権階級だからでしょ？庶民はコロナで死んだり失業したりしてるんだよ」「このような言葉を発する方々のことも心配していますって言ってるけど、それは国民を見下してるんじゃないの？」「自分たちがやったことが悪いんじゃなくて、国民が悪いみたいな言い方やめてほしい」などという反発や批判が続出しました。
自民党女性局のフランス研修は、本来ならば国際的な視野や知見を広げるための有意義な活動だったはずです。しかし、その実態や姿勢が国民の感情や現実と乖離していることが露呈し、大きな反発を招くことになりました。今後、彼女たちはどのように国民の信頼を取り戻すのでしょうか。それとも、国民の声に耳を傾けることなく、自分たちの正当性を主張し続けるのでしょうか。この問題は、今後も注目されそうです。
