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札幌ドームの新モード、日ハム離脱後の経営を救えるか

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日ハムに去られた「札幌ドーム」の現状 「新モード」は見通しが甘すぎた 市民の怒りは行政に(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今回は、札幌ドームの新たな営業スタイルについてお話ししたいと思います。

札幌ドームといえば、昨年まで日本ハムファイターズの本拠地として知られていましたが、今年からは北広島市に移転した日本ハムの新球場「エスコンフィールド」が注目を集めています。一方、札幌ドームはどうなっているのでしょうか?

実は、札幌ドームは今年から「新モード」という仕組みを導入しました。これは、昇降式の大型暗幕でドーム内を仕切り、中規模のイベントにも対応できるようにしたものです。約10億円が投じられたこの新モードは、野球以外のイベントを増やして収益を上げるための施策です。

しかし、この新モードが初めて使用されたのは、9月10日に行われたラグビー・ワールドカップ「日本対チリ戦」のパブリックビューイング・イベントでした。しかも、その使用料は無料でした。つまり、まだ一度も収入を生み出していないということです。

札幌ドームの指定管理者は、札幌市が55%の株式を所有する第3セクターの株式会社札幌ドームです。もし経営が立ち行かなくなれば、税金が投入される可能性があります。そうならないためにも、新モードでイベントを増やす必要があります。

しかし、その見込みはあまり明るくありません。7月末時点で新モードの予約者はゼロでした。今回のパブリックビューイング・イベントも、行政が働き掛けて実現したものです。新モードに興味を持つイベント主催者や来場者が増えるかどうかは未知数です。

札幌ドームは総工費600億円以上かけて建設された全天候型多目的施設です。猛暑や大雪にも耐える強みを生かせるとすれば、スポーツや音楽だけでなく、展示会や学会など様々なジャンルに開放することが考えられます。

しかし、それにはコストや設備面での課題もあります。例えば、新モードでは暗幕を使って空間を分割しますが、その暗幕自体が重量級であり、昇降させるためには多くの人員と時間が必要です。また、暗幕で仕切られた空間では音響や照明なども工夫しなければなりません。

札幌ドームは日本ハムにソッポを向かれたことで大きな打撃を受けましたが、それを機に新たな可能性に挑戦しています。しかし、「試算が甘かった」では済まされないようです。札幌ドームの新モードが成功するかどうかは、今後のイベントの内容や集客力にかかっています。札幌ドームの未来に注目していきたいと思います。