7月2日、札幌市のススキノにあるホテルで、首を切断された男性の遺体が発見された事件。犯人は被害者の頭部や服などを持ち去り、現在も逃走中だ。被害者は恵庭市の会社員・浦仁志さん（62）。事件当日、家族には何も言わずに札幌市内で行われたディスコイベントに参加していたことが判明した。浦さんはレディー・ガガの仮装をして、光るバッグを背負って目立っていたという。イベントに参加した人たちは、浦さんが60代だとは思わなかったと驚いている。
この事件は、日本の犯罪史に残るほど衝撃的なものだ。首を切断された遺体が見つかった現場は浴槽で、血痕もほとんど残っていなかったという。犯人はどうやって首を切断し、遺体を処理したのか。そして、なぜ浦さんを狙ったのか。動機や手口についてはまだ謎が多い。警察は犯人の特定と逮捕に全力を挙げているが、捜査は難航しているようだ。
一方、浦さんはどんな人物だったのだろうか。家族や友人からはおとなしい人だったという証言が聞かれるが、ディスコイベントでは仮装に着替えて楽しんでいたという。彼は自分の趣味や好みを表現することに抵抗がなかったのかもしれない。しかし、それが彼の命取りになったとしたら、あまりにも不幸すぎる。
この事件は私たちに何を教えてくれるのだろうか。自分らしく生きることと、他人の目を気にすることのバランスは難しいものだ。しかし、誰もが自分の好きなことを楽しめる社会であってほしいと思う。そして、犯人が早く捕まり、真相が明らかになることを願うばかりだ。
