＜ハヤブサ消防団＞「原作と違うEND」と反響 まさかの結末に「続編ありそう」の声も（ネタバレあり）（MANTANWEB） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、中村倫也さん主演の連続ドラマ「ハヤブサ消防団」（テレビ朝日系、木曜午後9時）の最終回について感想を書きたいと思います。
このドラマは、池井戸潤さんの同名小説が原作で、山間の小さな集落で起きる怪事件と巨大な陰謀に巻き込まれる作家と消防団の物語です。原作は読んだことがありますが、ドラマは原作とは違う展開になっていました。
最終回では、太郎（中村さん）が教団の真実を知り、新聖母になろうとしている彩（川口春奈さん）を救おうとします。彩は太郎の説得に応じて教団を裏切り、信者たちに真相を告げます。しかし、それを許せない真鍋（古川雄大さん）が銃で彩を狙います。太郎は彩をかばって撃たれてしまいます。
このシーンは原作ではありませんでした。原作では、太郎は彩を救えずに絶望します。彩も教団に殺されてしまいます。教団も警察に摘発されますが、アビゲイルは生き残ります。原作は非常に暗くて悲しい結末でした。
ドラマでは、太郎と彩は生き残ります。教団も信者たちに見放されますが、アビゲイルは別の場所で活動を続けます。ドラマは原作よりも明るくて救いがある結末でした。
私は個人的には、ドラマの方が好きです。原作はあまりにも重くて辛かったです。ドラマでは、太郎と彩の恋愛や消防団の仲間たちの絆が描かれていました。それらが最後に報われたことが嬉しかったです。アビゲイルが生き残ったことも、現実味があって怖かったです。
しかし、原作を読んだ人からは、「原作の方が深みがあった」「ドラマは甘すぎる」「アビゲイルの恐怖感が薄れた」といった批判的な声もありました。確かに、ドラマは原作に比べて軽くなっていました。アビゲイルの信仰や展子（小林涼子さん）の過去など、原作では重要な要素だったものが省略されていました。
私はどちらも楽しめましたが、やはり原作とドラマでは違うものだと思います。原作は社会派ミステリーとして読むべきでしょう。ドラマは恋愛や友情をテーマにしたエンターテイメントとして見るべきでしょう。
