全身タトゥー＆ヘソ出し姿で子どもを学校に送る母親が炎上「子どもがいじめられる」海外SNSでの批判に「気にしない」と反論（ELLEgirl） - Yahoo!ニュース
タトゥーは、文化や風習によって評価が分かれるものです。日本では暴力団との関連で否定的なイメージが強い一方、海外ではセレブやアイドルなどがタトゥーをしておしゃれを楽しんでいます。そんな中、全身タトゥー＆ヘソ出し姿で子どもを学校に送るイギリスの母親が、SNSで炎上しています。
この母親はチャーリー・ヘイズさんという23歳の女性で、TikTokで奇抜なファッション＆メイクを発信する人気者です。彼女は4歳の息子との親子コンテンツも投稿していますが、一部の人からは「子どもがかわいそう」「教育によくない」と批判されています。チャーリーさんはこれに対して「私の子どもはクールだから、何も気にしていない」と反論しています。
チャーリーさんのタトゥーは、彼女自身の自己表現として楽しんでいるものですが、日本ではタトゥーを受け入れる社会になっているでしょうか？実は、最近の裁判では、医師免許がないのに客にタトゥーを施した男性に逆転無罪が言い渡されました。判決はタトゥーを「装飾的、美術的な意義がある社会的な習俗」と認め、「タトゥー施術業は正当な職業活動」と指摘しました。
しかし、タトゥーに対する偏見や差別はまだ根強く残っています。公衆浴場や温泉施設では、「入れ墨」のある人の入場を断る掲示が多く見られます。これは暴力団関係者を排除するための措置ですが、外国人やファッション目的でタトゥーをした人にとっては不便や不快な思いをすることになります。訪日客が急増する中、誤解や摩擦を防ぐためにも、入浴の可否を明示するパンフレットなどの工夫が必要です。
また、タトゥーには感染症や健康被害の恐れもあります。その周知や予防のための態勢づくりも急がなければなりません。タトゥーは個人の自由ですが、それに伴うリスクや責任も自覚しなければなりません。
タトゥーは文化や時代によって変化するものです。日本でも古代から存在してきた伝統文化であり、美しさや芸術性を表現する手段でもあります。しかし、それと同時に社会的な問題や影響も抱えています。タトゥーを受ける人も受け入れる人も、多様な視点を持って向き合っていく必要があるでしょう。
