岸田政権また増税…10月に「インボイス制度」導入で1兆円徴収、国民には大ダメージ（日刊ゲンダイDIGITAL） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、10月から始まるインボイス制度についてお話ししたいと思います。
インボイス制度とは、消費税の正確な税率や税額を証明するインボイス（適格請求書）を発行しないと消費税控除が受けられなくなるという制度です。これによって、現在、課税売上高が1000万円以下で消費税の納付義務を免除されている小規模事業者からも消費税を徴収することになります。
政府はこの制度によって年2480億円の消費税収入が増えると答弁していますが、実際にはもっと多くの増税になる可能性があります。元静岡大学教授で税理士の湖東京至氏は、少なく見積もっても約1兆円の増税になると試算しています。
この制度は国民にとって大きなダメージになります。まず、小規模事業者は消費税の納付やインボイスの発行によって事務処理が煩雑になり、経営コストが増えます。また、取引先からインボイスを発行できないという理由で排除される可能性もあります。その結果、多くの中小零細企業が倒産するかもしれません。
さらに、電気料金もインボイス制度で値上げされます。電力会社は太陽光発電などの再生可能エネルギーを固定価格で買い取っていますが、これまでは消費税の相殺で負担がゼロでした。しかし、インボイス制度では相殺ができなくなり、電力会社は消費税分を電気料金に上乗せすることになります。これは一般家庭や企業にとっても追加の負担になります。
