【ビッグモーター危機】銀行団が借り換え拒否、倒産の危機迫る
ビッグモーターは倒産の可能性が高い? 銀行団が「90億円借り換え」を拒否、在庫をオークションに出品する案も検討中か(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
ビッグモーター社は、中古車販売業界でトップクラスの規模を誇る企業ですが、今年2月に不正請求が発覚してから大きな打撃を受けています。同社は、中古車買取時に消費税分を含めた金額を銀行から借り入れていましたが、実際には消費税を納付せずに自己資金化していたことが判明しました。この不正行為は約10年間続けられており、その総額は約300億円にも上るとされています。
この事件が発覚したことで、同社の信用は地に落ちました。営業現場では、顧客からの罵声や嫌味が絶えず、売り上げも大幅に減少しました。また、メディアからも厳しい批判を浴びました。特に注目されたのは、前社長の兼重勝氏の豪邸や別荘などの成金趣味でした。兼重氏は不正発覚後に辞任しましたが、その後も自宅で豪遊している姿が目撃されています。
さらに悪いことに、今月14日には、返済期限を迎えた借入金90億円について、銀行団が同社の借り換え要請を拒絶しました。これは事実上の“死刑宣告”であり、同社は倒産の危機に直面しています。銀行団は同社の立ち直りを見込めず、リスクを回避するために手を引いたと見られます。今後、推計600億円の負債が返済不能になる可能性が高く、同社の在庫車両もオークションに出品される案も検討されているという情報もあります。
ビッグモーター社はかつて業界を牽引する存在でしたが、不正請求事件でその地位を失いました。今後どうなるかは未知数ですが、多くの関係者や消費者に迷惑をかけたことは間違いありません。同社の今後の動向に注目したいと思います。