こんにちは。今日は経済に関する話題を取り上げたいと思います。皆さんは自分のお金の管理についてどう考えていますか？貯金をしていますか？それとも投資をしていますか？もし投資をしていないとしたら、今すぐ始めるべきですよ。なぜなら、日本も経済格差が拡大する危機に直面しているからです。
先日、世界不平等研究所（本部・パリ）が発表した報告書によると、世界全体の個人資産のうち約4割は「上位1％の超富裕層」が占めているそうです。この格差は年々拡大しており、先進国の中でも比較的格差の小さい日本も、今後3年の間に「取り返しのつかない格差が生じる」と、近畿大学世界経済研究所の客員教授で投資家・ストラテジストの菅下清廣氏は言っています。
菅下氏によると、日本は30年間デフレ経済に苦しみましたが、この間にも富裕層と貧困層の差はどんどん開いていったのです。OECD（経済協力開発機構）の統計では、日本の富裕層の世帯数が増加していることは明らかですが、世界水準から見ればまだそれほどではありません。日本の富裕層が日本のGDPに占める割合はおよそ17％ですが、アメリカやG7などの先進国では、最上位を占めるたった1％ほどの超富裕層の資産総額が、全体の約4割を占めるようなところもあります。
しかし、これからは日本でもアメリカ並みに格差が広がっていくことは間違いないと思います。なぜなら、日本も確実にインフレに向かっているからです。インフレとは物価が上昇することで、お金の価値が下がってしまうことです。インフレになると、貯金をしている人はお金の価値が目減りしてしまい、実質的に貧しくなってしまいます。一方、投資をしている人は、物価の上昇に合わせて資産の価値も上がります。つまり、投資をしている人は富裕層に近づき、投資をしていない人は貧困層に落ち込むということです。
この数年で見れば、投資をしていた人としていない人の差はまだ大きく開いていないかもしれませんが、これからはもうそれではすまないでしょう。菅下氏は、投資をしていない人は絶望的な未来を迎えると警告しています。では、どうすれば格差に巻き込まれずに済むのでしょうか。
答えは簡単です。投資を始めることです。しかし、投資と聞くと難しそうだと思う人も多いでしょう。そこで、今回は投資の方法やコツを紹介したいと思います。
まず、投資には様々な種類がありますが、ここでは株式や債券などの金融商品について話します。金融商品とは、お金を貸したり借りたりすることで利益を得ることができるものです。例えば、株式とは企業の所有権の一部を表すもので、株式を買うとその企業の利益に応じて配当金がもらえたり、株価が上がれば売却益が得られたりします。債券とは国や企業などが発行する借用証書で、債券を買うと定期的に利息がもらえたり、満期になれば元本が返ってきたりします。
金融商品に投資するには、証券会社やネット証券などの仲介業者を通して行います。仲介業者には手数料やコミッションなどの費用がかかりますが、それでも投資のメリットは大きいです。しかし、投資にはリスクもあります。株価や債券価格は市場の需給や経済情勢などによって変動します。変動が大きければ大きいほどリターンも高くなりますが、逆に損失も大きくなります。そのため、自分のリスク許容度や目標期間や目標金額などを考えて、適切な投資商品やポートフォリオ（複数の投資商品の組み合わせ）を選ぶ必要があります。
