エアコンの使用に関する正しい節約方法を知ることで、電気代を節約できます。エアコンの使用を控えることが多い人もいますが、熱中症リスクが高まり、さらには命を危険にさらすことになるため、適切な方法でエアコンを使用することが重要です。エアコンの電気代は、夏場の電気代の34.2％を占めています。
風量を「弱」にすると、熱交換器を通る空気の量が減り、熱を集めるのに時間がかかり、電気代が多くなってしまいます。そのため、風量は「自動」に設定することが重要です。室外機の周りに障害物があると、吸い込み口と吹き出し口が塞がれて、エアコンに負荷がかかり、無駄な電力消費になってしまいます。エアコンの80％の電力を消費する圧縮機（室外機）は、「エアコンの心臓」と呼ばれています。スイッチを入れた直後に、圧縮機は部屋を冷やそうと勢いよく運転し始めます。適温になると、力を弱めて安定運転を続けます。
そのため、こまめにスイッチのオンとオフを繰り返すと、圧縮機への負荷が高まり、電力を多く消費します。風向きが下だと温度ムラが起こりやすく、足元は冷えるのに体は暑いとつい設定温度も低くしがちです。風向きを水平にすることで、冷気が自然に下りて温度ムラを防ぎます。
