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『27時間テレビ』の100キロマラソン、炎天下での危険な挑戦に医師が警鐘

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こんにちは。今日は、フジテレビの『27時間テレビ』で話題になった100キロサバイバルマラソンについてお話ししたいと思います。

この企画は、7月23日に最高気温が39度に上った灼熱の東京で行われました。優勝賞金1000万円をかけて、YouTuberやタレントら、約20人の芸能人が100キロの道のりを走り抜くというものです。結果的には、ハリー杉山が17時間ほどをかけて1位になりましたが、完走したのは6人だけでした。

しかし、この企画にはあまり嬉しくない後日談があります。全体4位で女性では唯一の完走者となった井上咲楽さんは、ゴールした際にスタッフが誰も駆け寄らず、静観していたことが問題視されました。また、6位でゴールしたフジテレビの山本賢太アナは、このマラソン疲労骨折していたことを公表しました。後日、自身の担当番組に車いすで出演しました。

この企画に警鐘を鳴らすのが、医療法人社団五良会理事長で、竹内内科小児科医院の院長でもある五藤良将医師です。五藤医師は、この企画が一般人に誤ったメッセージを発してしまったと指摘します。

「この灼熱の異常気象が続く炎天下のなかで、プロアスリートでもない芸能人を走らせることは、非常に危険であることは明らかです。放送を見た一般の方が、なんの医療バックアップサポートもなしに、ひとりで挑戦する可能性もあり、非常に危険です」

五藤医師は、炎天下での過度の運動が引き起こす可能性のある重篤健康被害を解説します。

「脱水症からの熱中症、急性腎前性腎不全、横紋筋融解症、また循環不全や塞栓症などで、最悪、死に至ることも考えられます。尿の色は、簡易的に脱水かどうかわかる指標になります。そういった脱水症状の指標についても、テロップで紹介するなど、出演者の体調に相当な配慮をしていることは、アピールしても、しすぎることはなかったはずです」

日本各地で、熱中症での死亡例が相次いでいます。そんなときこそ、テレビが率先して、予防の“見本”を見せるべきだったのではないでしょうか。