保釈された市川猿之助の髪型に歌舞伎ファンから様々な反応
歌舞伎俳優の市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)が、両親の自殺を手助けした罪で起訴された事件で、7月31日に保釈されました。保釈時には黒いスーツに黒のネクタイ姿で現れ、警察署の建物に向かって一礼した猿之助被告。しかし、注目を集めたのはその髪型でした。
猿之助被告は、逮捕前は短髪で精悍な顔立ちで知られていましたが、保釈時には髪が伸びてオールバック風にまとめられていました。眉毛も整えられておらず、肌もつやを失い、やや痩せたように見えました。この髪型の変化には、歌舞伎ファンから様々な反応が寄せられました。
「髪がもこもこしている」「髪の毛がボリューミー」「まるでお相撲さんがまげ切った時みたい」というように、驚きや戸惑いを表す声が多く見られました。一方で、「あえて髪を切らなかったのは、仕事復帰や歌舞伎をやるということについて考えてない、あるいは考えられないという心理状態を表しているのではないか」という分析もありました。
歌舞伎界に造詣の深い落語家・快楽亭ブラックは、ユーチューブチャンネルで事件の背景について詳しく解説しました。ブラックは、猿之助被告が属する市川猿之助一門が「騒動を起こす家系」であると述べ、三代目市川猿之助とその弟・市川段四郎との確執や、香川照之とその息子・市川團子との関係などを説明しました。
また、フジテレビの平松秀敏解説委員は、逮捕・起訴された芸能人が保釈時に報道陣に向かって謝罪する場合、警察署内で髪を切るなど身なりに気を配るケースが少なくないと述べました。しかし、猿之助被告は何も語らず、迎えの車に乗り込みました。