電気自動車（BEV）やハイブリッド車には、クルマの状態を示す警告灯があります。その中には、カメの形をした「出力制限表示灯」というものがあります。この警告灯が点灯すると、クルマの出力や速度が制限されて、バッテリーの残量が極端に少ないことを知らせてくれます。この記事では、この「光るカメ」の警告灯の意味と、点灯したときの対処法について紹介します。
「光るカメ」の警告灯はどんなときに点灯するのか？
「光るカメ」の警告灯は、バッテリー残量が少なくなった場合だけでなく、外気温が高すぎたり、高速走行や登坂走行、急速充電を繰り返すなどによりモーターやバッテリーの温度が極端に上昇した場合にも安全のために点灯することがあります。この警告灯が点灯すると、クルマは自ら出力や速度を抑制してギリギリ長持ちさせるモードに移行します。アクセルを踏んでも速度が上がらないようになります。
「光るカメ」の警告灯が点灯したらどうすればいいのか？
「光るカメ」の警告灯が点灯したら、まずはパニックにならずに冷静になりましょう。次に、近くにある充電スポットやサービスエリアなどに向かって、できるだけ早くバッテリーを充電しましょう。もし充電スポットが見つからない場合は、JAFやディーラーなどに連絡してロードサービスを依頼しましょう。また、バッテリーやモーターの温度が高すぎる場合は、クルマを停めてエンジンを切り、冷めるまで待ちましょう。
「光るカメ」の警告灯を予防するにはどうすればいいのか？
「光るカメ」の警告灯を予防するには、以下のことに注意しましょう。
- バッテリー残量や後続可能距離を常に確認しておく
- 速度や勾配を考慮したエコドライブを心がける
- 充電スポットやサービスエリアの位置を事前に調べておく
- 外気温や走行条件に応じてクルマを休ませる
- 急速充電を頻繁に繰り返さない
以上、電気自動車の「光るカメ」警告灯の意味と対処法についてでした。電気自動車は環境に優しく経済的なクルマですが、充電問題と切っても切れないということを忘れずに、安全に楽しく運転しましょう。
