テスラは電気自動車（EV）の代名詞とも言えるブランドですが、そのメンテナンス費用はどのくらいかかるのでしょうか。実は、日本人のテスラオーナーがバッテリー交換に約230万円を請求されたという衝撃的な事例があります。その経緯と現状について、投稿者である藤井マシューさんにインタビューしました。
テスラの中古車を購入した藤井さん
藤井さんは2019年10月に、中古のテスラ・モデルS P85を約620万円で購入しました。3年8か月間、何も問題なく乗っていましたが、ある日、「バッテリーの充電容量が低下しています」というアラートが表示されるようになりました。充電しようとしてもできない状態でした。
テスラからの衝撃的な回答
藤井さんはテスラのサービスにメールで連絡しましたが、返答は「バッテリー不具合のため、230万で直せます。バッテリー注文してもよろしいですか？」というものでした。電話で確認すると、「保証も切れているので直すか売るかしかない」と言われました。藤井さんは保証について説明を受けましたが、初年度登録から8年もしくは距離制限があり、認定中古車も2年保証なので、自分の車はどちらも切れているということでした。
売却か交換かの重い選択
藤井さんは売却か交換かの重い選択を迫られましたが、結局、バッテリー交換をすることに決めました。理由は、「売却するとしても、バッテリーが動かない状態では値段がつかない」「他のEVに乗り換えるにしても、高額な買取りや下取りを期待できない」「テスラ以外のEVに乗る気になれない」ということでした。また、「バッテリー交換後は新品同様に走れる」「今後はバッテリー不具合が起きにくくなる」という期待もありました。
バッテリー交換後の感想
藤井さんはバッテリー交換後、どう感じていますか。「正直、230万円は高すぎると思います。でも、バッテリー交換後は走行距離や充電速度が向上しました。また、アプリからバッテリー状態を確認できるようになりました。これでまた長く乗れると思います」と話します。
テスラオーナーへのアドバイス
最後に、藤井さんからテスラオーナーや中古車を検討している人へのアドバイスを聞きました。「テスラは素晴らしい車ですが、メンテナンス費用は高いです。保証期間や距離に注意してください。また、バッテリーの状態を定期的にチェックしてください。不具合が起きたら、すぐにサービスに連絡してください。テスラに乗るなら、そのリスクを覚悟しておく必要があります」と語りました。
以上、テスラのバッテリー交換に230万円を請求された日本人オーナーの衝撃体験でした。テスラは革新的なEVですが、その分、コストやトラブルも高いということを忘れてはなりません。テスラに乗るなら、そのメリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。
