循環器内科医の池谷敏郎さんは、血管の老化に注意するよう呼びかけています。血管は「物言わぬ臓器」と呼ばれ、自覚症状が出る頃には心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まっていることが多いからです。
最近、池谷さんは血管の中でも「足の血管」に注目することが大切だと考えています。理由は2つあります。
1つは、血管の老化のサインが足に出やすいからです。
もう1つは、「足の血管力」を高めることが、全身の血管力を高める手っ取り早い方法だからです。
足の血管力を意識することで、血管の老化をいち早くキャッチし、同時に、全身の血管を若返らせ、全身の血管の老化を防ぐこともできます。
「人は血管とともに老化する」という言葉は、「人は足の血管とともに老化する」と言い換えられるのです。