北大西洋で消息を絶った潜水艇「タイタン」の捜索作業が進行中です。ウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）によると、潜水艇運営会社は搭乗客に「死亡しても責任を負わない」という免責書類に署名させていました。免責書類には「潜水艇搭乗時には身体的負傷や障害、精神的トラウマ、死亡が発生するおそれもある」という内容が含まれていました。さらに、「この潜水艇は試作品であり、いかなる公認機関からも承認を受けておらず、検査を通過していない」という内容もありました。
捜索チームは２日連続で「水中騒音」を感知しましたが、水中騒音が潜水艇で発生したものかはまだ確認されていません。捜索チームは録音された水中騒音を専門家に伝え、潜水艇から発生した音かどうかを分析中です。沿岸警備隊によると、この日午前基準で潜水艇に残っている酸素は２０時間分量と推定されます。タイタンは１８日、北大西洋海底４０００メートルに沈没したタイタニック号の残骸を見るために深海に向かいました。潜水艇には乗客５人と操縦士１人、乗務員４人の計１０人が乗っています。
