こんにちは、今日は最近話題になっているニュースをお伝えします。
皆さんはタイタニック号をご存知ですか？1912年に英国から米国へ向かっていた豪華客船で、氷山に衝突して沈没しました。その時に2200人の乗客と乗員のうち1500人以上が亡くなりました。その後、1985年に残骸が発見されましたが、今でも多くの人々の関心を引いています。
実は、このタイタニック号の沈没現場へ行ける観光ツアーがあるんです。ツアー会社「オーシャンゲート」が提供しているもので、小型潜水艇で水深3800メートルまで潜って、タイタニック号の残骸を見ることができます。ただし、料金は25万ドル（約3500万円）とかなり高額です。それでも興味のある人は多く、今年から来年にかけて3回のツアーが予定されていました。
しかし、先日、そのツアーの最初の回で悲劇が起きました。潜水艇に乗っていた5人の乗組員が行方不明になったのです。潜水を始めてから約1時間45分後に連絡が途絶えてしまったということです。救助活動はすぐに始まりましたが、海底では通信手段が限られており、捜索も難航しています。潜水艇には約96時間分の酸素があると見られていますが、時間との戦いです。
乗組員の中にはイギリスの富豪で探検家でもあるヘイミッシュ・ハーディング氏も含まれています。彼はソーシャルメディアで「今回のミッションはタイタニックへと向かう2023年最初で最後の有人ミッションとなりそうだ」と投稿していました。彼の家族は「彼は常に冒険を求めていた」と語っています。
