立浪監督の怒りと苦悩 中日の若手に芽吹く日は

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中日・立浪監督は、16日の日本ハム戦で敵の偽装プレーに引っかかり、決勝点を奪われたシーンでゴミ箱を蹴り上げるという珍しい光景を見せた。このシーンはネットで話題になったが、立浪監督は試合後に落ち着きを取り戻して反省の弁を述べたという。立浪監督は現役時代も礼節を欠かさない人で、退場処分になったのは22年の現役生活で1回だけだった。しかし、今季は投手陣や助っ人勢の不振、打線の低迷などでフラストレーションがたまっているのだろう。就任1年目の昨季は最下位に終わり、ファンも失望した。それでも今季はルーキー勢などが結果を残しつつあり、客足も回復傾向にあるという。立浪監督は戦力が思ったように整わない中で我慢強くやっており、先を見据えながら粘り強く戦っているという。だが、18日の日本ハム戦で完封負けを喫し、借金は16まで膨らんだ。笑顔になれる日は少ない。立浪監督は、手塩にかけて育てている選手たちが一日も早く芽吹き、一人前になることを待っているのだ。