俳優の三宅弘城さんは、自身のツイッターで、1年前に妻が膵がんで亡くなったことを報告しました。三宅さんは、「一周忌を期にお知らせすることにしました」と記し、自身の思いをつづりました。三宅さんは、NHK Eテレ「みいつけた！」に登場するイスの応援団長“みやけマン”としても活躍しています。また、バンド「グループ魂」では“石鹸”の名でドラムを担当し、05年にNHK紅白歌合戦に出場しました。近年では、原田泰造さん、磯村勇斗さんらとともにテレビ東京のドラマ「サ道」に出演し話題となっていました。
三宅さんは、「一年前の今日、2022年6月13日、妻が天国へ旅立ちました。膵がんでした」と妻の訃報を伝え、「見つかってからわずか8カ月。どうしようかずっと迷ってたんですが、なんとなくこのままでは自分が前に進めないような気がして、一周忌を期にお知らせすることにしました」と公表に至った思いを記しました。
「妻、49歳でした。去年はコロナの関係で、入院すると1日に15分しか面会ができませんでした。そうなるとボクがどうにかなってしまいそうだったので“ここはもうオレが面倒診る！！”と腹を括り、訪問看護や訪問診療をお願いし、自宅で最期を看取りました」と振り返り、「『鎌塚氏、羽を伸ばす』の稽古が始まって3日目のことでした」と回顧しました。
「くやしさや悔やむこと、あの時ああすれば良かった、などの“たられば”は数え切れないほどあります。いろんな思うことはたくさんたくさんありますが、最期を病院ではなく自宅でという道を選んだことだけは後悔はありません。体力的にも精神的にもすごくキツかったけど、夫婦で精一杯闘いました」とつづり、「誰が言ったかわかりませんが、ネットに出ているような恐妻家などではなく、思い返しても笑顔しか浮かばない、とても優しいおおきなひとでした」と偲び、「ありがとう。ありがとう。コイツらとがんばって生きてゆきます」と愛猫の写真を添えて呼びかけました。
