異例立ち合いの豊昇龍に横審が苦言 「はっきり言って見苦しい。見たことがない」 霧島には綱とり期待（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース
相撲ファンの皆さん、こんにちは。今日は、日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会（横審）が２７日に開いた定例会合の内容についてお伝えします。横審は、初場所で綱とりがかかる霧島や、３場所連続休場の横綱照ノ富士、大関豊昇龍の立ち合い問題などについてコメントしました。以下がその要点です。
- 霧島の綱とりに期待：横審は、初場所で綱とりがかかる霧島について、山内昌之委員長（東大名誉教授）が「堂々たる優勝、立派な勝ち方で優勝すれば（横審として）前向きに受け止める」と期待を示しました。霧島は、九州場所で１４勝１敗の好成績を挙げ、大関からの綱とりに王手をかけました。初場所では、横綱白鵬や照ノ富士の不在もあり、霧島の綱とりが最大の見どころとなりそうです。
- 照ノ富士の出場を要求：横審は、３場所連続休場の横綱照ノ富士について、山内委員長が「来場所出場を求める」と強く要求しました。照ノ富士は、左膝の故障のために、春場所、夏場所、九州場所と３場所連続で休場しました。横審は、照ノ富士の休場に対して「横綱の責任と自覚を持ってほしい」と不満を表明しました。山内委員長は、「もし欠場となればコメントを改めて出す」と言い、照ノ富士の引退も視野に入れていることを示唆しました。
- 豊昇龍の立ち合いに苦言：横審は、大関豊昇龍が九州場所５日目・平幕豪ノ山戦の立ち合いで、なかなか手をつかなかった一番について「はっきり言って見苦しい。本当に残念」と苦言を呈しました。豊昇龍は、立ち合いで手をつかずに相手を待ち、審判から何度も注意を受けました。最終的には、豊昇龍が手をついた瞬間に豪ノ山が突っ込み、豊昇龍が敗れました。横審は、「あそこまでの立ち合いは見たことがない。期待のホープとして精進を重ねてほしい」と激励を込めて改善を求めました。
以上が、横綱審議委員会の定例会合の内容でした。初場所は、来年１月９日から開催されます。霧島の綱とりや、照ノ富士の出場の有無、豊昇龍の立ち合いの改善などに注目していきましょう。
