【要約】 7月場所で優勝し、大関昇進を決めた豊昇龍。彼はこれまでの関脇としての月給180万円から、大関としての月給250万円にアップする。
しかし、力士の収入は給料だけではなく、懸賞金や褒賞金なども含まれる。懸賞金は勝ち星や相撲内容に応じて支払われるカネで、1本7万円から10万円が相場だ。褒賞金は優勝や殊勲などの特別な成績を挙げた力士に贈られるカネで、1回10万円から100万円が相場だ。これらのカネは番付や実績によって大きく変わるため、力士の年収は千差万別となる。
例えば、豊昇龍は7月場所で12勝3敗の優勝で、懸賞金は約5000万円、褒賞金は約3000万円を稼いだと推定される。一方、同じ関脇で9勝6敗に終わった大栄翔は、懸賞金は約1000万円、褒賞金は約500万円と見込まれる。つまり、豊昇龍は大栄翔よりも約4000万円多くのカネを手にしたことになる。力士の収入は土俵での活躍に応じて大きく変動するが、それが相撲界の魅力でもある。
