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錣山親方が語る名古屋場所の見どころと大関取りの可能性

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こんにちは、元関脇・寺尾こと錣山親方です。今回は、7月9日から始まった大相撲名古屋場所について、私の見解をお伝えしたいと思います。

名古屋場所は、新大関・霧島が誕生したり、豊昇龍、大栄翔、若元春といった3関脇の大関取りが注目されたりと、話題が豊富です。初日から愛知県体育館は満員御礼で、ファンの方々の熱気が伝わってきます。

残念ながら、新大関・霧島は初日から肋骨を負傷して休場しましたが、4日目から再出場しました。負傷が軽傷であることを祈りつつ、今後の奮闘を期待したいと思います。

一方、「大関取り」を目指す関脇勢ですが、3人ともまずまずのスタートをきりました。そのなかで、私が「ダントツにいい!」と感じているのは、大栄翔です。

大栄翔は今年に入ってから相撲がいい方向に変わりました。2021年初場所で初優勝を果たしましたが、その後は目立った成績を収めることができませんでした。しかし、今年は初場所で10勝、春場所で12勝、夏場所で10勝と、好成績を続けています。

大栄翔の相撲は突き押し相撲ですが、手足がよく前に出ています。突き押し相撲は気持ちが重要ですが、大栄翔は苦しい時期を経て気持ちが充実しているのでしょう。また、攻め方も右ノド輪だけになっていません。相手の構えや動きに合わせて変化させています。

大関昇進の基準は直近3場所の勝ち星が33勝以上です。大栄翔の場合は、この名古屋場所で11勝以上の成績を残せば基準はクリアです。それが実現できる可能性は高いと見ています。

もちろん、他の2人も大関取りに向けて頑張っています。豊昇龍は左四つからの寄り切りや上手投げなどを得意とする力士です。若元春は右四つからの吊りや寄り切りなどを得意とする力士です。どちらも基本的な相撲をしっかりと身につけています。

しかし、私の印象では、豊昇龍も若元春も攻め方にバリエーションが少ないように感じます。相手に合わせて攻め方を変えることができれば、もっと勝ち星を伸ばすことができると思います。

名古屋場所はまだ半分も終わっていません。これからも熱戦が続くことでしょう。私は、新大関・霧島の復活と、3関脇の大関取りの行方に注目しています。皆さんも、ぜひテレビやインターネットで大相撲を楽しんでください。

以上、錣山親方の『鉄人』解説でした。次回は、9月場所(秋場所)についてお話しします。