こんにちは、医療ニュースをお届けするブログです。今回は、埼玉県ふじみ野市で昨年1月に発生した医師射殺事件についてお伝えします。
この事件は、医師が散弾銃で射殺され、他の医療関係者2人が重傷を負った立てこもり事件です。無職の男が殺人や殺人未遂などの罪に問われています。男の裁判員裁判は13日と14日に開かれ、証人として事件時に男宅を訪れた医療相談員の男性らが出廷しました。
事件の経緯は、以下の通りです。
- 男は自宅で死去した母に焼香した直後、訪問してきた医師の顔面に銃口を向けた。
- 医師が銃口を払うと、腹部を狙って発砲した。
- その後、外へ避難した医療相談員にも発砲し、別の医療相談員にも催涙スプレーを放った。
医師は心臓破裂で死亡し、現場にいた看護師は「先生!」と泣き叫んだということです。医師の妻と父親は、医師が家族のために時間を作ろうとしてくれたことや、患者の考え方や生活を尊重していたことを証言しました。
この事件は、医療関係者に対する暴力の一例として、社会に衝撃を与えました。医療相談員の男性は、発砲される直前に犯人と目が合ったとして「これ以上仲間を失うことへの恐怖心があった」と振り返りました。
男の主張や動機などはまだ明らかになっていませんが、裁判は今後も続きます。事件の真相が早く解明されることを願っています。