【京アニ放火殺人事件】裁判員が投げかけた言葉に沈黙した被告 「青葉さんも罪になるんですね」
京アニ公判 「では青葉さんも罪になるんですね」被告を沈黙させた裁判員の疑問(産経新聞) - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判の様子についてお伝えしたいと思います。
この事件は、令和元年7月に京都市伏見区の京アニ第1スタジオにガソリンをまいて火をつけた青葉真司被告(45)が、36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたものです。被告は、自分の作品が京アニに盗用されたと主張し、復讐のために放火したと供述しています。
27日に開かれた第10回公判では、事件発生当時、現場で一部始終を見た目撃者が出廷し、当時の状況について証言しました。また、裁判官や裁判員らが被告に直接質問する場面もありました。
被告は、自分の作品が会社ぐるみで盗用されたという持論を繰り返しましたが、弁護士への相談など合法的な手続きを通して抗議する方法について考えなかったのかと問われると、「はなから相談などは考えていなかった」と答えました。また、自分の小説家としての能力に自信を見せ、「京アニにとって自分は金になる人だ」と述べました。
一方、裁判官や裁判員らは、被告に対して、犯行の意図や動機、犠牲者の遺族の気持ちについて質問しました。被告は、犯行当時の心境について「やけくそという気持ちだった」と話しましたが、記憶にないという言葉を繰り返しました。20日の公判で涙ながらに被告に質問した遺族らの印象を尋ねられると、「人がいなくなる、この世から存在が消えてなくなるというのはやはり、そういうことなんだな」と淡々と答えました。
最も印象的だったのは、ある裁判員の男性が被告に投げかけた言葉でした。「京アニの従業員の中にはいろいろな業種がある。そのことを青葉さんは知ろうとしなかったのですか」と問われた被告は、首をひねり、言葉に詰まりました。「うぅ、うぅ」としか答えられませんでした。そして、裁判員が続けて言いました。「では青葉さんも罪になるんですね」と。この言葉に、被告は沈黙し、「至らない部分があり、努力が必要でした」と言葉を絞り出しました。
この言葉には、被告の自己中心的な思考や感情の乏しさ、そして、犯行の重大さや責任に対する認識の欠如が表れていると感じました。被告は、自分の作品が盗用されたという根拠のない主張に固執し、京アニ全体に恨みを抱き、復讐のために放火しました。しかし、その結果、36人の命が奪われ、32人が傷つき、多くの人々が悲しみに暮れました。被告は、そのことに対してどのような感情を持っているのでしょうか。被告は、自分が罪になるということを理解しているのでしょうか。
この事件は、平成以降最悪の惨事と言われています。私は、アニメファンとして、京アニの作品に感動したり楽しんだりしたことがあります。京アニの作品は、多くの人々に夢や希望や勇気を与えてきました。そのような作品を生み出す人々の命や才能が、一人の男の復讐心によって奪われたことは、許せないことだと思います。
裁判員裁判は、まだ続きます。被告には、適切な刑罰が下されることを願っています。そして、犠牲者の方々や遺族の方々には、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。彼らのご冥福とご健康をお祈りします。
以上、京アニ放火殺人事件の裁判員裁判の様子についてお伝えしました。この記事が役に立ったと思ったら、ぜひシェアやコメントをお願いします。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。