【ABC特集】「人って皆さんいつかは亡くなられますし」 事件・事故などで亡くなった人が住んでいた家「事故物件」がいま人気！？（ABCニュース） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、最近話題になっている「事故物件」についてご紹介したいと思います。
「事故物件」とは、過去に事件や事故などで人が亡くなった住宅のことを指します。殺人事件や自殺だけでなく、病死や不慮の死で特殊清掃が必要だった場合も含まれます。国のガイドラインによると、賃貸物件は事案発生から原則3年、売買物件は無期限で告知義務が発生します。
そんな「事故物件」ですが、実はいま、売る人も買う人も増えているんです。その理由とは何でしょうか？
一つ目の理由は、価格の安さです。告知義務があることで、家賃や価格が市場相場よりも安くなります。例えば、大阪・阿倍野エリアにある築45年以上のマンション5階の一室では、今年2月に1人暮らしの80代男性が孤独死しました。この部屋は、家賃が4万円台で募集されていますが、同じマンションでは6万円台の部屋もあります。約2万円も差があるんですね。
二つ目の理由は、超高齢化社会に伴う孤独死の増加です。日本ではコロナ禍で連絡が途切れてしまった間に孤独死を招いてしまったケースも多くあります。神奈川県内に住む鈴木さん（60）（仮名）は、大阪市内にある3LDKの部屋で独り暮らしをしていた3歳上の兄が亡くなったことを知りました。最後に会ったのは20年ほど前でした。母親の葬式の直後に兄の葬式も行わなければならなかった鈴木さんは、この物件を売却することにしました。
事故物件を相続したり売却したりする際には、専門の不動産会社に相談することが重要です。事故物件を専門に取り扱う部署やサイトも存在します。大阪市北区にあるマークス不動産の中で事故物件を専門に取り扱う部署は、「成仏不動産」という名前で呼ばれています。相談件数は去年、おととしと比べて2倍以上に増加したと話します。
事故物件は、一見敬遠されがちな物件ですが、価格の安さや立地の良さなど、メリットもあります。ただし、事故物件を購入する際には、告知義務の有無や内容を確認することが必要です。また、事故物件に住むことで心理的な不安やストレスを感じる場合もあります。そのような場合には、心理カウンセラーや宗教者などの専門家に相談することも検討してみてください。
いかがでしたか？「事故物件」について、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。次回も不動産に関する話題をお届けします。それでは、またお会いしましょう。
