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「60を半分で割って20を足したらいくつ?」の問題に日本語のプロが異議

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「60を半分で割って20を足したら?」不正解続出の「算数ひっかけ問題」に反響「ビジネス現場で炎上する未来が…」「やーい引っかかった」(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース

こんにちは、日本語のプロとして活躍するRootport(@rootport)です。今回は、最近話題になった算数の問題について、私の考えをお伝えしたいと思います。

問題はこうです。「60を半分で割って20を足した数字の答えは?21」正解は22ですが、理系と文系で回答が分かれるという説が出ました。3理系の人は「60を半分で割って」を「60×0.5」と解釈し、文系の人は「60を半分に割って」を「60÷2」と解釈するというものです。

しかし、私はこの問題に見過ごせない問題点があると感じました。それは、「半分で割って」という言葉の曖昧さです。日本語を商売道具にしている人間としては、この言葉は正確ではありません。なぜなら、「半分」という言葉は、「その」半分という意味にも、「1/2」という意味にも取れるからです。

例えば、「りんごを半分で割ってください」と言われたら、どうしますか?私なら、りんごを縦に切って2つにします。しかし、別の人は、りんごを横に切って2つにするかもしれません。また、別の人は、りんごを4等分にしてから2つ選ぶかもしれません。どれも間違いではありませんが、どれも「半分」ではありません。

同じように、「60を半分で割って」という言葉も、人によって解釈が異なります。「60をその半分で割って」と書けば、「60÷30」となりますが、「60を半分に割って」と書けば、「30」となります。また、「60を1/2で割って」と書けば、「120」となります。どれも正しい計算ですが、どれも「半分」ではありません。

このように、「半分で割って」という言葉は、回答者の混乱を招くひっかけ問題として不適切だと思います。誤解を生じさせない書き方をしないと、小学生レベルのバトルになるだけです。言語はジェスチャーゲームであるという仮説に基づけば、問題は「半分」という言葉を聞いただけで「1/2」を連想する人々のコミュニティに属しているかどうかということです。

私は日本語のプロとして、言葉の正確さや明確さを重視します。算数や数学の問題でも、言葉の使い方に注意する必要があると思います。そうすれば、理系でも文系でもなく、正しい答えにたどり着けると思います。