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【時間栄養学】朝食を食べると体内時計がリセットされる!?食べる時間によって体に与える影響が違うという研究

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“太りやすい4時間”の食事は要注意! 管理栄養士が解説、痩せたい人のための食事術(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース

こんにちは、管理栄養士の道江美貴子です。今日は、私が最近興味を持っている時間栄養学という栄養学の分野についてお話ししたいと思います。

時間栄養学とは、食べる時間によって体に与える影響が異なるということを研究している学問です。人間の体には体内時計というものがあります。体内時計は、1日のリズムに合わせて体の働きを調整してくれます。例えば、朝は目覚めて活動的になり、夜は眠くなって休息に入ります。これは、体内時計が太陽の光や食事などの外的な刺激によって同期されているからです。

しかし、現代社会では、夜型の生活やシフト勤務などで、体内時計が乱れやすくなっています。体内時計が乱れると、睡眠障害や肥満、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。そこで、時間栄養学は、食べる時間を工夫することで、体内時計を整えて健康を保つ方法を探っています。

時間栄養学的に大事にしてほしいのは、朝食です。朝食を食べることによって、体内時計がリセットされることが分かっています。朝食を食べると、体は「今日の始まりだ」と認識し、体の機能が活性化します。朝食を食べないと、体は「まだ夜だ」と勘違いし、体の機能が低下します。その結果、代謝が悪くなったり、食欲が増えたり、疲れやすくなったりします。

全体の1/4ぐらいの方が、朝食はまったく食べないそうですが、それはとてももったいないことです。朝食を食べることで、体内時計を整えるだけでなく、集中力や記憶力も高まります。朝食を食べる時間がないという方は、コーヒー1杯でもいいので飲んでください。コーヒーに含まれるカフェインも、体内時計に影響を与えることが分かっています。

また、朝と夜では同じものを食べても、体への影響が違うことも分かっています。朝は、炭水化物やタンパク質を多めに摂ると、エネルギーが出やすくなります。夜は、炭水化物や脂質を多く摂ると、脂肪が取り込まれやすくなります。夜は、早めに食べて、消化に時間をかけることが大切です。夜遅くに食べると、体内時計が混乱し、睡眠の質が低下します。

時間栄養学を味方につけて、健康的な食生活を送りましょう。食べる時間に気を付けるだけで、体の調子が変わります。朝食を食べる習慣をつけて、1日を元気に始めましょう。