青年誌で“不妊治療”をテーマに連載 「半分男性に原因がある」を知るきっかけに（日テレNEWS） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は私が最近ハマっているマンガ『胚培養士ミズイロ』について紹介したいと思います。このマンガは、不妊治療クリニックで働くスペシャリスト・胚培養士を主人公にした作品で、おかざき真里さんが週刊ビッグコミックスピリッツで連載中です。おかざき真里さんといえば、『阿・吽』や『サプリ』などで知られる人気作家さんですよね。
胚培養士という職業をご存知ですか？私はこのマンガを読むまで知りませんでした。胚培養士とは、精子と卵子を受精させて命を導く仕事で、非常に繊細で責任重大なものです。子宮と同じ暗くて高温な環境の中で、試験管の中の卵を育てていくんです。その卵が割れたり死んだりしたら、人を一人殺したようなものだと言われるそうです。すごいプレッシャーですよね。
このマンガでは、主人公の水色（みずいろ）さんが胚培養士として様々な不妊治療に関わっていきます。水色さんは自分も不妊治療を受けている女性で、夫との間に子どもが欲しいという願望があります。しかし、自分の仕事が原因で夫との時間が取れなかったり、夫が男性不妊だと知ったりして、複雑な感情になってしまいます。一方で、水色さんは患者さんたちに寄り添って、希望や悩みを聞いたり、励ましたりしています。水色さんの優しさや強さに感動します。
不妊治療は女性だけの問題ではなく、男性にも原因があることが多いです。このマンガでは、男性不妊や高齢出産などの現代社会の課題にも触れています。不妊治療は保険適用になったとはいえ、まだまだタブー視されがちなものです。しかし、このマンガを読むと、不妊治療に関わる人々の気持ちや苦労がわかります。不妊治療は一人で悩まず、周りの人に相談したり、専門家に頼ったりすることが大切だと思います。
このマンガは男女問わず反響を呼んでおり、Apple Booksの『2023年上半期ベストマンガ』ヒューマンドラマを受賞したり、文藝春秋が発表する『CREA 夜ふかしマンガ大賞2023 』で2位に輝いたりしています。私もこのマンガを読んで、不妊治療の現場について知ることができました。命の誕生に関わる胚培養士の仕事や、不妊治療に挑む人々の姿に感動しました。このマンガは、不妊治療に興味がある人はもちろん、人生や家族について考えたい人にもおすすめです。ぜひ読んでみてくださいね。
