空港で赤ちゃんを産み落として殺害した直後にカフェでアップルパイを「頑張った自分へのご褒美」とインスタ投稿した女性。裁判によって発覚した事実（集英社オンライン） - Yahoo!ニュース
こんにちは！今日は、最近話題になっている衝撃的な事件についてお話ししたいと思います。皆さんは、「境界知能」という言葉を聞いたことがありますか？私は最近この言葉を知りました。それは、「IQ70以上85未満」という知能指数の範囲にある人たちのことです。日本人の7人に1人が該当すると言われています。
私はこの言葉を知ったきっかけが、2019年11月に発生したある事件でした。それは、境界知能の女性が空港で出産・殺害・埋葬した事件です。その女性はKさんという大学生で、キャビンアテンダントになることが夢だったそうです。しかし、就職活動をしながら妊娠していたことを誰にも相談できず、上京した羽田空港のトイレで赤ちゃんを産み落としました。そして、その赤ちゃんを殺害し、紙袋に入れてカフェに行きました。そこでアップルパイとチョコレートスムージーを食べながらインスタグラムに投稿しました。「頑張っている自分へのご褒美」というコメントをつけていました。その夜、公園で遺体を埋めました。翌日は予定通りに就職面接を受けました。
この事件を知ったとき、私は衝撃と悲しみと怒りと不思議といろんな感情が入り混じりました。なぜKさんはこんなことをしたのでしょうか？なぜ誰にも相談しなかったのでしょうか？なぜ赤ちゃんを殺したのでしょうか？なぜインスタグラムに投稿したのでしょうか？なぜ面接に行ったのでしょうか？私には理解できませんでした。
しかし、この事件を調べるうちに、Kさんが境界知能だったことがわかりました。そして、境界知能の人が抱える生きづらさや社会的支援の不足についても知りました。境界知能の人は、「普通」でも「知的障害」でもないはざまにいるため、見過ごされやすく、自己肯定感やコミュニケーション能力が低くなりがちです。また、判断力や自制心が弱く、周囲からの影響を受けやすいこともあります。
Kさんは、小学生の頃から授業についていけないことがあり、母親からよく叱責を受けて育ちました。それでも成績はおおむね「3」の評価で、目立つトラブルもなく、どちらかというとおとなしい子どもでした。大学に進学し、2年のときにはハワイに短期間のインターンシップ留学をして職場体験を経験しました。しかし、就職活動ではエントリーシートの質問の意味がわからず、空欄ばかりになることもありました。妊娠しても相談できる人がいなく、両親は就活を応援してくれるだけでした。「関係が崩れるのが怖い」と思っていたそうです。
