夏タイヤの寿命は約5年！ 日常点検しないともっと短命に!? 手間をかけずに長持ちさせる方法とは？（くるまのニュース） - Yahoo!ニュース
夏タイヤは、走行距離や使用期間、使用条件や保管状態によって寿命が変わります。一般的には、3万kmから5万km、または3年から5年程度が目安とされていますが、日常的な点検やケアを怠ると、2年で危険な状態になることもあります。夏タイヤは、高温や紫外線によって劣化が進みやすく、偏摩耗やヒビ割れが起きやすいので注意が必要です。タイヤの寿命を延ばすためには、空気圧のチェックやローテーションの実施、適切な保管場所の確保などが有効です。タイヤはクルマの安全性に直結する重要なパーツなので、定期的に状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。
ブログ記事としてまとめると以下のようになります。
こんにちは、くるま好きのブロガーです。今回は、夏タイヤの寿命についてお話ししたいと思います。夏タイヤは、クルマと路面を繋ぐ唯一の接点であり、非常に重要なパーツです。しかし、走行前のタイヤチェックをサボりがちになっている人も多いのではないでしょうか。特に、猛暑でタイヤを酷使していることもあり、改めてタイヤの状態を確認しておく必要があると思います。
そこで気になるのが、夏タイヤの寿命はどれくらいなのかということです。都内のタイヤ専門店スタッフのT氏に教えてもらったところ、一般的には走行距離で3万kmから5万km、または3年から5年程度が目安だそうです。ただし、これは使用条件や保管状態によってかなり変わるそうで、経年劣化や硬化などを考慮すれば、新車時に新品だったタイヤも2回目の車検（5年）以内には交換したほうが良いとのことです。
しかし、何のケアもおこなわないでいると、たった2年で危険な状態になることもあるそうです。実際に車種や乗り方、走行距離によっても劣化具合は変わってきますが、実は車種ごとに装着されているタイヤの状態を理解すれば「傷みやすい箇所」は自ずとわかってくるそうです。
例えば、スポーツカーはキャンバー角（タイヤが垂直ではなく斜めに付いている角度）が強めでタイヤの内側が摩耗しやすい傾向があります。逆にミニバンやSUVなど車重があるクルマは、コーナリングなどで荷重がかかりやすく外側が傷みやすい傾向にあります。このように、タイヤは走行中やコーナリングで負荷がかかり、摩耗もしやすくなっているのです。
さらに、最近の異常気象で夏は灼熱ともいえる気候になりやすく、当然ながら路面温度もかなり上昇しています。そのため、ゴムを主成分とするタイヤはさらに負荷がかかってしまい、傷みが進行しやすくなっていると言われています。路面の熱の影響でグリップ力が低下していたり、偏摩耗が進んでしまうこともありますし、強烈な紫外線によって表面の劣化が進行し、ヒビ割れが起きやすくなることも考慮しておきたいポイントです。
では、夏タイヤの寿命を延ばすためにはどうすれば良いのでしょうか。T氏によると、以下のようなことが有効だそうです。
- 空気圧のチェック：空気圧が低いとタイヤの接地面積が増えて摩耗が早まりますし、燃費も悪化します。空気圧は1ヶ月に1回程度はチェックしましょう。空気圧は車種やタイヤサイズによって適正値が異なりますので、ドアや燃料キャップなどに貼られているラベルや取扱説明書を参考にしてください。
- ローテーションの実施：ローテーションとは、タイヤを前後左右で入れ替えることです。これによって偏摩耗を防ぎ、タイヤの寿命を均一化することができます。ローテーションは走行距離で5,000kmから10,000km、または半年から1年程度の間隔でおこないましょう。ローテーションの方法は車種や駆動方式によって異なりますので、取扱説明書を参考にしてください。
- 適切な保管場所の確保：タイヤを保管する場合は、直射日光や高温多湿を避けることが大切です。また、油や溶剤など化学物質からも離しておきましょう。タイヤは重ねて保管するよりも吊るして保管するほうが劣化を防げます。保管期間が長くなる場合は、空気圧を少し高めにしておくと良いでしょう。
以上のように、夏タイヤの寿命を延ばすためには、日常的な点検やケアが欠かせません。タイヤはクルマの安全性に直結する重要なパーツなので、定期的に状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。
