「麦茶ポットの洗い方、知っていますか？衛生的に麦茶を作るコツ」
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夏になると、冷たい麦茶が美味しいですよね。麦茶は水出しや煮出しで作ることができますが、どちらの方法でも麦茶ポットの洗い方に注意しなければなりません。1麦茶ポットを洗わずに使い回したり、水洗いだけで済ませたりすると、菌が繁殖する恐れがあります。そこで今回は、麦茶ポットの正しい洗い方と、衛生的に麦茶を作るコツをご紹介します。
まず、麦茶ポットの正しい洗い方ですが、食器用スポンジと食器用洗剤だけでは不十分です。食器用スポンジには菌が付着している可能性があるため、容器に付着している菌を完全に除去できないかもしれません。繰り返し使う容器（本体、フタ、パッキン）は、麦茶を入れる前に熱湯やキッチン漂白剤などでしっかり除菌することがおすすめです。
次に、衛生的に麦茶を作るコツですが、作り方や保管方法によっても菌の量に差が出ます。福岡県にあるエフコープ生活協同組合の商品検査センター「りんご館」では、家庭で作る麦茶の衛生的な管理方法について調査しています。その結果、以下のようなことが分かりました。
水出し・冷蔵庫保管は、「0日目から多くの菌が確認されたが、これは複数回麦茶の作成・保管を繰り返した容器に残っていた菌が由来ではないかと考えられる。その後冷蔵庫で保管したことで、菌が増殖することはなかった」。
煮出し・急冷・冷蔵庫保管は、「ほとんど菌の増殖は確認できなかった。煮出しした麦茶を容器に移した際に、ほとんどの菌が死滅したと考えられる。粗熱を取って冷蔵庫で保管したことで、その後も増殖しなかったと考えられる」。
煮出し・常温保管では、「麦茶作成翌日には菌が大幅に増殖した。やかんでの保管は密閉できないことで、外部から菌が侵入したと考えられる。また、真夏の過酷な条件下で菌が大幅に増殖したと考えられる」。
このように、自家製麦茶は冷蔵庫で保管することで、菌の増殖を大幅に遅らせることができます。また、清潔な密閉容器を使うことで、菌の侵入を防ぐことができます。11さらに衛生的に麦茶を作るなら、菌が増殖しやすい温度（30～40℃）になる時間を短くするために、氷水などで急冷すると良いでしょう。
夏の暑さに負けないように、美味しくて安全な麦茶を飲んで、水分補給をしっかりしましょう。麦茶ポットの洗い方や麦茶の作り方について、参考になりましたか？ぜひ試してみてくださいね。
