こんにちは。今日は、私が尊敬する元中日ドラゴンズの名投手である山本昌さんについてお話したいと思います。山本昌さんは、ご存知の通り、現役時代にNPB史上最年長でノーヒットノーランや200勝を達成し、50代で登板するという偉業を成し遂げました。私は彼の投げる姿を見て育ちましたが、彼がそこまで大成したのは、アメリカでシンカーを教わったことがきっかけだったということを知っていますか？
実は、落合博満さんが自身のYouTubeチャンネルでこの話をされていました。落合さんは、中日の時にベロビーチ・キャンプに行って、アメリカにどの選手を残そうかという話になった時に、山本昌さんがメンバーとして残ったと言います。そして、当時の星野仙一監督が「今年いっぱいでもう整理する選手だからアメリカに残してきた」と言っていたという衝撃的な事実を明かします。
しかし、山本昌さんはアメリカでドジャースの配下に入り、アイク生原さんにシンカーを教わりました。その結果、アメリカで連勝を重ね、他の球団からも注目されるようになりました。それを聞いた中日は急きょ山本昌さんを日本に呼び戻しました。そして、8月か9月に戻ってきてから5連勝か6連勝くらいして、そこから山本昌さんの野球人生が始まったと言います。
これは本当に驚くべき話ですよね。普通であればアメリカで大成しなければ、そのまま終わった野球選手がここまで大化けするとは誰も思っていなかったでしょう。山本昌さんはその後も中日のエースとして活躍し、2006年にはNPB史上最年長、左腕に限れば世界最年長となる41歳でのノーヒットノーランを達成しました。また、2008年には同じく史上最年長での200勝を達成しました。そして、2015年10月にNPB史上初となる50代（50歳1か月26日）での登板を花道に引退しました。
私は山本昌さんの投げる姿を見ていていつも感動しました。彼は常に全力で投げていましたし、チームメイトやファンに対しても誠実でした。彼は野球に対する情熱と努力と才能の結晶だと思います。彼のようなレジェンド左腕は二度と現れないでしょう。私は彼に敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
