こんにちは、野球ファンの皆さん。今日はメジャーリーグで活躍する日本人投手の話題をお届けします。特に注目したいのは、オリオールズで中継ぎとして別人のようなピッチングを見せている藤浪晋太郎です。彼はどんな変化を遂げたのでしょうか。
藤浪晋太郎は大阪桐蔭高から2012年ドラフト１位で阪神に入団しました。高卒から３年連続で２ケタ勝利を挙げた逸材です。しかし、その後は故障や不調に悩まされ、思うように勝てませんでした。2020年にはコロナウイルス感染も経験しました。
そんな藤浪晋太郎が2023年にメジャーリーグへ挑戦しました。アスレチックスと契約しましたが、先発として思うように結果を残せませんでした。シーズン途中にオリオールズに移籍されましたが、それが彼の転機となりました。
オリオールズでは中継ぎとして起用されました。そして、ストレートとスプリットが中心のピッチングに切り替えました。これが功を奏しました。現地時間８月６日のメッツ戦では自己最速となる165キロをマークし、２者連続３球三振を奪いました。これまでのメジャーでの成績は17試合で防御率2.25、奪三振率11.25という素晴らしい数字です。
では、なぜ藤浪晋太郎は中継ぎになってから別人のような投球を見せるようになったのでしょうか。その理由を阪神時代の2019、20年に臨時コーチとして指導した山本昌氏が明かしています。
山本昌氏によると、藤浪晋太郎は阪神時代にスライダーを多く投げることで投球フォームを崩していたというのです。スライダーはストライクをとりやすいボールですが、ヒジを下げたり、手首を寝かすとスライダーの曲がり幅は大きくなります。しかし、それがストレートやスプリットなどほかの球種に悪影響を与えていたのです。
山本昌氏はスライダーを危険なボールだと言っています。中継ぎになってからスライダーを減らしたことで、投球フォームのブレが少なくなり、ストレートやスプリットの質が上がったというのです。
藤浪晋太郎はメジャーで見せた変貌の理由を自ら語っています。彼は中継ぎになってから自分の投球に自信を持てるようになったと言っています。また、メジャーのバッターはストレートやスプリットに対して弱いと感じているとも言っています。
藤浪晋太郎はメジャーで新たな自分を見つけました。彼は今後もオリオールズのリリーフに不可欠な存在として活躍するでしょう。彼のさらなる飛躍に期待しましょう。
