高速道路には利用時間制限があるという都市伝説があります。それによると、高速道路に乗ってから24時間を経過すると、出口のETCゲートが開かなくなるというのです。しかし、これは本当なのでしょうか。
実は、高速道路には利用時間制限はありません。しかし、通常想定される時間よりも長時間滞在すると、料金所の係員がいるゲートで走行経路や事情を説明する必要があることがあります。これは、不正利用やトラブルを防ぐための措置です。
最近の高速道路のSA／PAは設備が充実しており、レジャーの目的地となることもあります。そういった施設を利用する場合、高速道路に乗ったまま24時間以上滞在するケースも考えられます。その場合は、きちんとした理由があればゲートは通過できます。
ブログ記事：
こんにちは、高速道路大好きライターの○○です。今回は、高速道路に関する都市伝説を検証してみました。それは、「高速道路に乗ってから24時間を経過すると出口のETCゲートが開かない」というものです。これは本当なのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
まず、この都市伝説の根拠となっているのは、ETCカードに記録される入口と出口の情報です。ETCカードには、入口と出口の料金所番号や日時が記録されます。これらの情報をもとに、料金計算や請求が行われます。しかし、ETCカードに記録できる情報には限りがあります。たとえば、料金所番号は2桁で表されるため、最大99個までしか記録できません。また、日時は年月日時分秒で表されるため、最大99年99月99日99時99分99秒までしか記録できません。
では、これらの限界を超えた場合、どうなるのでしょうか。例えば、入口から出口まで100個以上の料金所を通過した場合や、入口から出口まで100年以上経過した場合などです。このような場合、ETCカードに正しく記録されない可能性があります。その結果、出口のETCゲートで正しい料金が計算されなかったり、開閉バーが開かなかったりすることが考えられます。
しかし、これらの場合は極めて稀であり、現実的ではありません。実際には、高速道路に乗ってから24時間を経過するだけではETCゲートが開かなくなることはありません。しかし、通常想定される時間よりも長時間滞在すると、料金所の係員がいるゲートで走行経路や事情を説明する必要があることがあります。これは、不正利用やトラブルを防ぐための措置です。
例えば、高速道路上で事故や故障に遭った場合や、SA／PAで仮眠や宿泊をした場合などです。このような場合、高速道路に乗ったまま24時間以上滞在することもあり得ます。その場合は、きちんとした理由があればゲートは通過できます。ただし、料金所の係員がいるゲートを利用する必要があります。ETCゲートではなく、一般ゲートやマニュアルゲートです。そこで、係員に入口と出口の料金所番号や日時を伝えるか、ETCカードを渡して記録を確認してもらいます。その後、正しい料金を支払えば、問題なく通過できます。
最近の高速道路のSA／PAは設備が充実しており、グルメはもちろん、ドッグランや遊園地が併設されていたり、さらには温泉や宿泊施設まで用意されるなど、もはやそれ自体がレジャーの目的地となることもあります。そういった施設を利用する場合、高速道路に乗ったまま24時間以上滞在するケースも十分に考えられるのが現状です。その場合も、上記の方法でゲートは通過できます。
というわけで、高速道路に利用時間制限があるという都市伝説はデマであることがわかりました。しかし、長時間滞在する場合は注意が必要です。ETCゲートではなく、係員のいるゲートを利用しましょう。また、走行経路や事情を説明できるようにしましょう。それでは、安全運転で楽しいドライブをお楽しみください。
