「南海トラフ巨大地震」で「日本」は「衝撃的な有り様」になる…その「ヤバすぎる被害規模」（現代ビジネス） - Yahoo!ニュース
こんにちは、この記事では、南海トラフ巨大地震が発生した場合の想定被害と対策について紹介します。南海トラフ巨大地震とは、南海トラフと呼ばれる海溝でプレートがずれることによって起こる巨大な地震のことです。この地震は、約100年から200年の間隔で発生しており、最後に発生したのは1854年です。つまり、今後30年以内に発生する可能性が高いと言われています。もし南海トラフ巨大地震が発生したら、日本はどのような被害を受けるのでしょうか？そして、その被害に対して、我々はどのように備えるべきなのでしょうか？
まず、南海トラフ巨大地震の想定被害について見ていきましょう。内閣府が出している防災情報によれば、以下のような被害が予想されています。
- 死者数：最大で約32万人。地震や津波による直接的な被害だけでなく、その後の生活環境の悪化や医療体制の崩壊による間接的な被害も含まれる。
- 避難者数：最大で約950万人。断水の影響により、避難所での生活が必要となる人が多くなる。また、公共交通機関が停止した場合、外出先に滞留する人も多くなる。
- ライフラインの被害：最大で約3440万人が断水し、約3210万人が下水道の利用が困難となる。停電件数は約2710万軒におよぶ。固定電話は約930万回線が通話できなくなり、携帯電話も大部分の通話が困難となる。都市ガスも約180万戸の供給が停止する。
- 交通施設の被害：道路施設被害は約3万～3万1千箇所で発生し、鉄道施設被害は約1万3千箇所で発生する。港湾施設も約3千箇所で被害が発生し、防波堤延長約126～135キロメートルで被害が発生する。中部国際空港・関西国際空港・高知空港・大分空港・宮崎空港で津波浸水が発生する。
- 医療機能の被害：重傷者、医療機関で結果的に亡くなる方および被災した医療機関からの転院患者を入院需要、軽傷者を外来需要とした場合、被災都府県で対応が難しくなる患者数は最大で入院が約15万人、外来が約14万人となる。
これらの想定被害は、我々の想像を超えるものであり、日本全国で非常に深刻なインフラの問題が発生するといってよいでしょう。こうした事態に備えるには、今のうちに備蓄などの対策をしておくことが非常に重要となります。具体的には、以下のようなことができます。
- 備蓄品の準備：水や食料、医薬品、衛生用品、懐中電灯、ラジオ、携帯電話の充電器など、最低でも3日分は自宅に備えておくことが望ましいです。また、非常持ち出し袋にも必要なものを入れておきましょう。
- 避難場所の確認：自宅や職場、学校などで地震が発生した場合、どこに避難するかを事前に確認しておきましょう。特に、津波の危険がある沿岸部では、高い場所や堅固な建物に避難することが重要です。また、避難経路や避難所の情報も把握しておきましょう。
- 家族や友人との連絡方法の確認：地震が発生した場合、電話やインターネットが使えなくなる可能性があります。そのため、家族や友人との連絡方法を事前に決めておくことが大切です。例えば、災害用伝言板や緊急速報メールなどを利用することができます。また、避難場所や安否状況を共有することも忘れないようにしましょう。
南海トラフ巨大地震は、いつ起こってもおかしくないということを忘れてはいけません。そのため、日頃から防災意識を高め、自分や家族の命を守るための準備をしておくことが必要です。この記事が、皆さんの防災対策の参考になれば幸いです。
