1923年9月1日午前11時58分に発生したマグニチュード7.9（推定）の関東大震災。日本の災害史上最大の被害をもたらしたとされる巨大地震を経験した人たちの肉声を求めて取材を始めた。大震災の記憶がある110歳前後の高齢者はどこにいるのか。各自治体の最高齢者の情報などを集めて探し、先人たちが残したメッセージを見つけた。
- 1923年9月1日午前11時58分に発生したマグニチュード7.9（推定）の関東大震災は、日本の災害史上最大の被害をもたらしたとされる巨大地震である。
- 大震災の記憶がある110歳前後の高齢者はどこにいるのか。各自治体の最高齢者の情報などを集めて探し、先人たちが残したメッセージを見つけた。
- 関東大震災研究の第一人者である武村雅之・名古屋大特任教授らは、記録が残る建物の被害棟数をもとに当時の市町村ごとの建物の全潰（ぜんかい）率（全壊率）を導き出し、現在の震度の階級に当てはめて各地の揺れを推計した。
- 東京府（現・東京都）や神奈川県など10府県1310市町村のうち、震度7（全壊率30％以上）は神奈川県の相模川沿いの低地や、千葉県・房総半島南部だった。その中でも全壊率が100％だったのが神奈川県相川村（現・厚木市南部）だ。村内の約430棟の住宅すべてが全壊した。
- この記事は「関東大震災」について語っています。
