ジャニーズ事務所が所属タレントの髙地優吾さんの画像や映像を海外メディアで使用することを禁止したというニュースが話題になっています。この記事では、その背景と反応についてまとめてみました。
ジャニーズ事務所は、性的虐待や人権侵害などの問題に直面しており、国連人権理事会からも注目されています。その中で、髙地優吾さんが出演する入浴剤のCM発表会に関するリリースに、米印付きで《※当会における髙地優吾さんの映像・画像は、BS、CS、国際放送での使用はできません》という注意書きがあったことが判明しました。
この文言は、ジャニーズ事務所が海外メディアに対して牽制をかけたものと見られており、報道陣からは批判の声が上がっています。一部の記者は、「『国際報道での使用を禁止』なんて書かれたリリースは目にしたことがない。国外では報道するな、なんて北朝鮮並だと思いますよ」と述べています。
また、発表会当日に配布されたリリースには、当該の文言は一切書かれていませんでした。これは、ジャニーズ事務所が海外メディアの参加を阻止したかったのでしょう。しかし、実際にはこのレベルの発表会にわざわざ海外メディアが来るとは思えないという意見もあります。むしろ、この文言があることで、国内メディアに対しても抑止力になるという見方もあります。
発表会の主催者であるバスクリン社に問い合わせたところ、「ジャニーズ事務所からのご要望で、入れさせていただきました」という回答でした。ジャニーズ事務所は問題解決のために協力姿勢を示しているとは言えない状況です。
ジャニーズ事務所は、所属タレントを国外の目に触れさせまいという姿勢を見せていますが、それは逆効果になる可能性もあります。海外メディアからの注目や圧力を避けることはできないでしょうし、国内メディアからも信頼を失うことになりかねません。ジャニーズ事務所は、自らの問題に正面から向き合い、透明性や説明責任を高めることが必要だと思います。
