甲子園で行われた全国高校野球選手権大会の決勝戦で、慶応義塾を応援していた男性が酒に酔って大暴れし、警察官に取り押さえられるという事件が発生しました。この一部始終を撮影した動画がツイッターで拡散され、多くの人から非難の声が上がっています。
事件は2023年8月23日夕方、仙台育英と慶応義塾の決勝戦が終了した直後に起きました。黒いTシャツを着た若い男性が、周囲に絡んだりビールをこぼしたりしていたところを、前の前の席の男性に注意されました。すると、男性は逆ギレして暴言を吐き、殴りかかろうとしました。周囲の人たちが必死に止めようとしましたが、男性はなおも暴れ続けました。その様子は、ライト側外野席から撮影された動画に収められています。
動画では、男性が「こりゃ！」や「おい！」などと大声で叫びながら、前の席の男性の首を押さえたり、女性にハイタッチを求めたりしているのが見られます。また、別の動画では、警備員や警察官に取り押さえられている男性が、何か言い返しているのが聞こえます。動画を投稿した人たちは、「高校球児の一生懸命な姿に感動していたのに最悪な気分になった」「こんな人間は甲子園に来る資格がない」と怒りを表明しています。
この事件について、ネット上では「酒を飲んで甲子園に来るなんてあり得ない」「慶応義塾のファンとして恥ずかしい」「高校野球の神聖な場所を汚した」といった批判的なコメントが多数寄せられています。一方で、「酒に酔って暴れる人はどこでもいる」「慶応義塾全体を責めるのは違う」「事情も分からないのに炎上させるのはやめよう」といった冷静な意見も見られます。
甲子園は高校野球ファンにとって特別な場所です。そこで起きたこの事件は、多くの人々の心を傷つけました。酒に酔って暴力的な行為をする人は、決して許されません。高校野球を愛する人々として、このような事件が二度と起きないように願っています。
