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田中希実が世界陸上で日本新記録を樹立!5000mで14分37秒98の快走

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news.yahoo.co.jp

こんにちは。今日は、ブダペスト世界陸上で驚異的な記録を出した田中希実選手についてお話ししたいと思います。田中選手は、女子5000m予選で14分37秒98の日本新記録を樹立し、3大会連続の決勝進出を果たしました。この記録は、従来の日本記録(15分10秒91)を約15秒も更新するもので、世界歴代10位にも入る素晴らしいものです。

田中選手は、レース前から日本記録を狙っていたと言いますが、そのためには世界トップレベルのペースについていく必要がありました。そこで、田中選手は、オランダのシファン・ハッサン選手という強力な引っ張り役を見つけました。ハッサン選手は、1500mから10000mまで幅広く活躍する万能型のランナーで、今大会では3種目に出場するという離れ業をやってのけました。田中選手は、ハッサン選手が先頭に立ってペースメーカーのように走ると見るや、その背中にぴったりとくっつきました。

レースは、1000mを2分57秒で通過するというハイペースで展開されましたが、田中選手はその後もじりじりとペースアップしていきました。途中で世界記録保持者のフェイス・キピエゴン選手(ケニア)らにポジションを譲ったものの、6~7人で形成された先頭集団から離れることはありませんでした。最終周回に入ってもなお、田中選手はハッサン選手の後ろから食らいつき続けました。そしてゴール直前でスパートをかけて6着に入りました。

田中選手は、レース後に「日本記録は狙っていたけど、(14分)30秒台は予測していなかった。40秒台前半はハマれば出ると思ったけど、一気に30秒台までいけるとは思わなかった」と驚きと喜びを語りました。また、「今日はタイムが出たので、あとは怖いものはない。決勝を走れる喜びを胸に最後まで駆け抜けたい」と決勝に向けて意欲を見せました。

決勝では、ハッサン選手やキピエゴン選手ら強豪がひしめく中で、田中選手がどこまで食い込めるか注目されます。今回の記録でパリ五輪の参加標準記録も突破した田中選手ですが、まだまだ可能性は広がっています。日本陸上界にとっても貴重な存在となった田中選手に、応援の声を送りましょう!