こんにちは。今回は、現在開催中の世界陸上ブダペスト大会についてお話ししたいと思います。皆さんはもうご覧になりましたか？私は毎日欠かさず見ていますが、正直なところ、なんだか物足りなさを感じています。それは何故かと言うと、あの織田裕二さんがいないからなんです。
そうです、あの白々しくも暑苦しくてうるさい、でもなぜか愛されていた織田裕二さんが、昨年のオレゴン大会をもって世界陸上を卒業してしまったんです。TBSはその後任として、元陸上選手の高野直子さんや元サッカー選手の中山雅史さんなどを起用していますが、やはり織田さんの存在感は大きすぎました。
私だけでなく、多くの視聴者も同じように感じているようで、SNSでは「織田ロス」という言葉が広がっています。織田さんは1997年のアテネ大会から25年間も世界陸上のメインキャスターを務めてきました。当初はキャスター経験のない俳優ということで賛否両論でしたが、その後は陸上競技への深い愛情と豊富な知識で視聴者の心をつかみました。
織田さんは自ら現地に赴き、選手たちにインタビューしたり、レースや記録について解説したりしました。特に印象的だったのは、日本人選手だけでなく、世界のトップ選手にも興味を持ち、彼らの人間性や背景に触れることで、中継に奥行きを与えたことです。また、自分の好きな選手や種目に対しては、隠すことなく感情を表現し、視聴者にもその熱量を伝えました。
私は特に2009年のベルリン大会でのウサイン・ボルト選手の100m決勝での実況が忘れられません。ボルト選手が9秒58という驚異的な世界記録を樹立した時、織田さんは「これはもう人間じゃない！」「これは神様だ！」「これは奇跡だ！」と叫びました。その興奮と感動は、まさに織田さんならではでした。
織田さんは昨年のオレゴン大会をもって世界陸上を卒業し、俳優業に専念することを表明しました。織田さんは元々フジテレビの俳優でしたが、TBSの世界陸上のために、他局のドラマやバラエティに出演することを控えていたそうです。そのため、今後はフジテレビを中心に活動することになると思われます。実際、今年の4月からはフジテレビの月9ドラマ「恋するハリウッド」に主演しています。
私は織田さんの俳優としての活躍も応援していますが、やはり世界陸上での織田さんが見たいです。もしかしたら、将来的には再び世界陸上に復帰する可能性もあるかもしれません。それまでは、織田さんのいない世界陸上に慣れるしかないですね。
