こんにちは。今日は、メジャーリーグで活躍する日本人投手の一人、藤浪晋太郎についてお話ししたいと思います。彼は先日、アストロズ戦で見事な投球を見せてくれました。その内容と感想をお伝えします。
まず、試合の状況から説明します。オリオールズは6-4と2点リードして8回裏を迎えました。この回からマウンドに上がったのが藤浪晋太郎でした。彼はこの日、5番手として救援登板しました。対するアストロズは強力な打線を誇るチームです。特にトップバッターのアルトゥーベや4番のブレグマンは危険な打者です。しかし、藤浪は彼らを恐れることなく、自分の持ち味である剛速球で攻めました。
藤浪はこの回、9球中7球がストライクという高い制球力を見せました。そのうち5球が空振りを奪うほどの威力がありました。最速は165キロをマークし、メジャーでもトップクラスのスピードを誇りました。アルトゥーベは初球の直球を空振りし、2球目のスライダーも見逃しで三振に倒れました。ブレグマンも初球の直球を空振りし、2球目のカーブも見逃しで三振に仕留められました。最後はグリエルが初球の直球をセンター前に運びましたが、すぐに二塁打にされたミスキャストがありました。それでも藤浪は動揺せず、次打者のコレアにも直球で挑みました。コレアは3球目の直球を空振りし、4球目のカーブも見逃しで三振に仕留められました。
藤浪はこの回、わずか9球で3者凡退に抑えました。そのうち3つが三振という圧巻の内容でした。これで藤浪は移籍後初となるホールドを記録しました。試合もオリオールズが6-4で勝利し、シリーズを2勝1敗で制しました。
私はこの試合を見て、藤浪の成長を感じました。彼はかつて阪神でエースとして活躍していましたが、2017年に新型コロナウイルスに感染し、その後も故障や不調に苦しみました。今年の春季キャンプでは阪神から戦力外通告を受け、メジャー挑戦を決意しました。しかし、メジャーでもなかなかチャンスが巡ってきませんでした。開幕からマイナーで調整していましたが、7月にオリオールズと契約し、ようやくメジャーデビューを果たしました。
オリオールズはメジャー最下位のチームですが、藤浪にとっては再起の場となりました。彼は移籍後5試合目の登板で防御率3.12と安定した成績を残しています。特にアストロズ戦では、自信と確信を持って投げている様子が伝わってきました。彼はメジャーでも通用する素晴らしい才能を持っています。これからも応援していきたいと思います。
