旅館に泊まった客が、客室でタバコを吸って罰金を請求されたことに不満を述べた口コミが、SNSで話題になっている。しかし、注目されているのは客の不満ではなく、旅館のオーナーが口コミに対して返信した内容だ。
口コミは2022年末にGoogleマップのレビュー欄に投稿されたもので、星1の評価をつけた客は「客室でタバコ吸ったら罰金一万円取られました」とし、「普通そんなことありえないです」と憤慨した。しかし、この口コミに対して旅館のオーナーがGoogleマップ上で返信をしたことで、事態は一変した。
オーナーは返信で、旅館が全室禁煙であることや、喫煙された部屋の清掃費用や売り上げ損失について詳細に説明した。また、「このような口コミで私どもを貶めようとするお気持ちを理解することができません」と厳しく非難した。
この返信は、23年8月8日にツイッター（現・X）で取り上げられ、改めて注目を集めることになった。多くの人がオーナーの対応を称賛し、「ルール違反する客にはこれくらい反論しないと。よくやった」「全室禁煙なのにタバコ吸う人は非常識すぎる」「オーナーさんの文章力すごい。論理的で説得力ある」などとコメントした。
一方、客の口コミには批判的な声が相次ぎ、「タバコ吸う人は自分勝手すぎる」「罰金一万円でも安いくらいだ」「星1つける神経がわからない」などと言われた。
このように、旅館のオーナーが喫煙客に毅然とした対応をしたことで、SNS上で賛否両論の議論が巻き起こっている。旅館やホテルでは喫煙ルールを守ることが大切だということを改めて考えさせられる出来事だった。
